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2016年7月11日

7945:「フラッシュ・ボーイズ」感想文です

7945:「フラッシュ・ボーイズ」感想文です。
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清澤のコメント:
しばらく前までは、衛星を通じた電話では自分の声のエコーが遅れているのが気になったことを覚えています。
超高速取引という場合、それをデバイスの速度で論じるのか?、ケーブルの長さで論じるのか?。いずれにしろ、従来は光や電波が飛ぶ一秒で地球を7周り半というのは早いという事の代名詞でした。光や電気の速度というのは、人間が感知できる時差を生じさせるようなものではなかったのですが、リーマンショック以降ではそれが実際の株価の差として利用(悪用)出来る時代になっていたという事のようです。

その様なことを調査して、ドキュメントにまとめ上げる著者の能力には感服せざるを得ません。今、本文の半分くらいまで読み進みました。そこまででも人に薦めたくなる本です。

話は変わりますが、診断医療機械のポジトロンCT(PET)でも、消滅放射線の発生した一の推定に2つのデテクターの反応時間のわずかな差を計算に利用する機械(TOF:タイムオブフライトマシン http://www.nirs.go.jp/usr/medical-imaging/ja/study/jPET_D4_2009/p19_23.pdf)が出てきたのはもうずいぶん昔のことでした。フランス政府の研究所でそのプロトタイプを使って研究に参加させてもらった時代(1986年頃)を懐かしく思い出します。

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アマゾンの内容紹介から:

『2008年のリーマンショックで、ウォールストリートは規制が強化され健全になった、と信じられてきたが、その規制と民主化によって逆に、市場は、本当のイカサマ市場になってしまった、ということを白日の元にさらした本。

証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまう。

ウォール・ストリートの二軍投資銀行に務めるブラッド・カツヤマは、ドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。取引所も、SECも大手投資銀行もすべてぐる。簒奪されるのは、善良な一般投資家。

日本での「フラッシュ・ボーイズ」の跋扈を解剖したFACTA発行人阿部重夫の特別原稿も収録。』

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