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2016年7月3日

7917;コンタクトレンズ学会 一般講演7:デザイン素材:聴講記

コンタクトレンズ学会 一般講演:デザイン素材

一般講演7

CL7-1 ◎角膜膜移植眼に対するツインビベルト―リックとLVCの使用経験 山口大 守田裕希子
 ツインベベルトーリックレンズ2種を10例の全層移植眼に使った。乱視が強いものはBT、平坦で良いものはLVCである。共にアピカルタッチ(先端で接触)であり、全例0,8以上の視力が出て長時間装用可能できた。
質疑:7.5mmで抜き、7.75mmのグラフトを移植した。

清澤のコメント:私は既に20年もすっかり角膜移植からは離れており、世は内皮を残す層別の移植などになったかと誤解していましたが、今でも円錐角膜には全層角膜移植が為されているのですね。

CL7-2 ◎円錐角膜におけるハードコンタクトレンズ脱後早期の角膜全後面の形状変化 糸井素啓(京都府医大・北部医療センター)

 円錐角膜で、8時間以上装用できる人を対象とし、ベストフィットスフェアBFS(中央3ミリ)の角膜曲率をトーメイ社カシアで測定した。前面も後面も有意に半径は脱後継時的に小さくなる。最薄角膜厚は変わらない。

清澤の感想:角膜前面と後面の曲率を測れる機械が有るのですね。

CL7-3 ◎丸山邦夫 ジョンソン・エンド・ジョンソン

 コンタクトレンズの摩擦係数を見ると、摩擦係数と装用感が関連している。マイクロトライボメータでレンズとヒト角膜上皮組織の摩擦を見た。一定の圧力と速度で100回こすり、その角膜組織を観察した。(ジョンソン社の素材)Narafilcon Aは培養ヒト角膜と同等の摩擦で、表面コートされたデラフィルコン(シリコーンハイドロゲルレンズ)より摩擦が少なく、組織損傷も少ないことが示された。

 清澤の感想:押し付ける圧と擦る速度や回数が機械でコントロールされていることをフロアで確認させて戴きました。名刺は千代田区の会社住所ですが、フロリダにある研究室で実験しているそうです。一昨日当医院を訪ねてくださった国際開発部長や日本支社長も会場に来ておいでになり、挨拶が出来ました。
 ついでに抄録集の材料項に登場する「マイクロトライボメーター」とは?と、調べてみました。『ナノトライボメータ (NTR2)は、低い接触圧における様々な面のトライボロジ特性を評価する、ユニークな装置。柔軟性のあるダブルビームカンチレバーと高分解能容量センサーを組み合わせることで、法線力及び接線力の両方について、直線性が極めて高い正確な測定が可能。ナノトライボメータは、原子間力顕微鏡(AFM)の高い分解能と、ピンオンディスクトライボメータの安定性、堅牢性、使いやすさを併せ持つ。』という解説が有りました。
 さらに、『トライボロジー(摩擦学、英: tribology)とは、2つの物体が互いに滑り合うような相対運動を行った場合の相互作用を及ぼしあう接触面、およびそれに関連する実際問題についての科学技術の一分野。』なのだそうです。その中には関節などを扱う『バイオ・トライポロジー』もあり、この様な研究としては、標準的で正統派の研究手段である様です。

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