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2016年6月30日

7910; 高校生のコンタクトレンズの適正使用に関する認識不足:記事紹介

7910; 高校生のコンタクトレンズの適正使用に関する認識不足:記事紹介

眼科医清澤のコメント:
ジョンソン・エンド・ジョンソン社が「高校生のコンタクトレンズ使用に関するアンケート結果」のプレスリリースを2016.05.18付で出発表しました。社員の方が、過日そのプリントを手交下さったのですが、ネット上への開示はもう少し後でした。(出典:https://acuvue.jnj.co.jp/corp/press/p0172.htm)

 先日のレポート()を見ますと、日本や韓国では欧米に比し美容的な目的でカラーコンタクトレンズ(サークルレンズ)が使用されることが多いです。しかもその相当数はメジャーなコンタクトレンズ製造会社の製品ではないのです。その様な製品は、雑貨店やネット販売で流通します「度無し」で「6か月程度有効の長期型(コンベンショナルタイプ)」が主であることの問題は大きいです。

 当然、眼科医はその処方には関与してはいなません。重篤な角膜障害が出た場合にだけ眼科医を受診しますから、我々「眼科医」も「当該患者」も、ことが起きてからその事故の重大さに驚かされることになります。

 好ましくないとはいえ、いったん世間で始まってしまった「雑貨店経由」ないし「ネット販売」を今後の法律で規制することは困難でしょう。であるとすれば、JJ社が行っているような啓発活動が状況改善には残された手段であるということになるのでしょう。

  --プレスリリースの要旨--
全国298校にアンケートを実施
高校生のコンタクトレンズの適正使用に関する認識不足が明らかに
~一方で、カラーコンタクトレンズの安全性については意識が向上~

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー(本社:東京都千代田区)は、ユーザーの若年化に伴う教育現場でのコンタクトレンズ装用について、全国の高等学校298校にアンケートを実施した。

アンケートの結果、生徒のコンタクトレンズに関する認識不足と、さらなる啓発活動の必要性が明らかになった。特に、コンタクトレンズを初めて使用するユーザーの4割が装用していると見られるカラーコンタクトレンズについて、多くの高校教諭が懸念を持っていた。

カラーコンタクトレンズの安全性に不安を感じて使用を中止する10代が増加していることもわかっているが、引き続き、コンタクトレンズの適正使用と、定期的な眼科受診の呼びかけが重要です。

[高等学校アンケート結果概要]

多くの高校で「コンタクトレンズ」の適正使用に関する意識の低さに危機感

◎「ファッション感覚で安易にカラーコンタクトレンズを使用している生徒が増えた」81%

○カラーコンタクトレンズはおしゃれのための雑貨に近いという認識。保護者に相談せずに使っている生徒が多い:52.7%。生徒を取り巻く環境が、コンタクトレンズ適正使用に関する意識に大きく関与

◎80.1%の教諭が 「コンタクトレンズの使用中に発生したトラブルで保健室を訪れると回答。

生徒が定期的に眼科を受診し、検査を受けているか?:否が35.1%。

◎多くの教諭がさらなる啓発活動の必要性を感じている

84%の学校は、正しい使用方法とケアを行えば、生徒がコンタクトレンズを使用することに賛成

◎コンタクトレンズの使用方法:「保護者による監督や指導が必要」(84.3%)や、「学校としてもコンタクトレンズの使用について啓発活動が必要」(84.2%)と考える。
○正しい使用方法とケアを行えば、生徒がコンタクトレンズを使用することについて約84%の学校が「賛成」。

カラーコンタクトレンズの安全性に対する意識が向上しているというデータも

学校ではカラーコンタクトレンズについて不適切な使用への懸念がある一方で、15歳から19歳に聞いた別の調査では、製品の安全性に対する意識が向上していることが明らかになっています。

  --囲み記事ーー
カラーコンタクトレンズのトレンド
○カラーコンタクトレンズの使用を中止する10代が増加。⇒「目に悪そう、安全性に不安を感じたから」49.2%。

安全性が高く、自然に見えるデザインが重視される風潮。⇒カラーコンタクトレンズは、眼科医の処方を伴わないディスカウントストアやインターネット通販での購入、及び不適切な使用による眼障害が問題視されている。コンタクトレンズの安全性に関する意識が生徒の間に徐々に広がる。

○カラーコンタクトレンズ選びの主流はつけ心地と自然なデザインに

○今後使ってみたいレンズの特徴を3つ。
「一日中快適なつけ心地がつづく(40.6%)」、
「うるおいが持続する(26.2%)」、
「信頼できるメーカーの製品である(18.6%)」が上位。

つけ心地や信頼性が重視されており、ここでも目の健康に関する意識が高まっていることがうかがえる。

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