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2016年5月11日

7733:トゥレット症候群に有用だというFL-41眼鏡レンズとは?

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遮光効果のある眼鏡レンズFL-41は眼瞼痙攣だけではなく、トゥレット症候群にも有効だという事で、国内では唯一使用経験があるという事でトゥレット症候群の治療に取り組む家族の会の関係者の方がわざわざ訪ねてきてくださいました。今回、この病気に関する私の過去のノート(https://www.kiyosawa.or.jp/archives/51625198.html)を読み直してみると、その症状も神経科学的な構造も眼瞼痙攣にかなり近いものであることが推測されます。ですから、眼瞼痙攣の治療の一環に使われている遮光レンズ(米国における最も有効とされる入り番号がFL-41 です)がトゥレット症候群にも有効であるという事は十分に有り得ることと思いました。

この方は、あごの噛み合わせが悪いことがこの疾患の発症に関連蟻という仮説に基づいたマウスピースの国内への導入に働いているのだそうです。

以前、私は英語の文献からこのFL-41という遮光レンズに興味を持ち、原液を輸入して国内のレンズ加工業者に依頼してクリップオンタイプのサングラスに仕立ててもらったことが有ります。眼瞼痙攣の患者さん数人にお貸しして試用してもらいましたが、その効果を検証するには至らぬまま残余のFL-41眼鏡も手許にはすでになくなってしまいました。

このレンズに深入りする前に私の興味が減退したのは、国内の東海光学社が販売している遮光レンズにFL-41相当の遮光効果が期待できると考えたからです。その説明を見ると、8種ほどある色味の見本レンズを目の前に置いて最も光を眩しく感じない最適なレンズを選ぶとされています。元のFL-41の吸光曲線がどの色味の遮光レンズに近いのかはわかりません。米国からの直輸入を目指すのでなければ、実際的には、この東海光学の遮光レンズを各種お試しいただくのが良いのではないかと思いました。

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1731 頻繁なまばたきで始まるトゥレット症候群とは。

トゥレット症候群とは
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主訴)顔面の筋肉(特に眼と口の周り)がれん縮。
現病歴)7~8歳頃、顔が変な動きをするのに気づく。瞬きも多くなったがそれは一年以内に収まった。10~12歳頃、人と話をするとき瞬間的に大声が出るようになった。1年程度で収まった。その後、顔をしかめる、首を振る、痰を出す動き、等が数秒に一度出る。初対面の人にはでないが、その人になれてくると頻発する。
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トゥレット症候群とは目や口の周りのひきつれるような頻発する動きを主症状とする病気で、典型的なトゥレット症候群ではその運動性のチックと音性のチックが並存する。19世紀末のフランス人の神経学者Georges Gilles de la Tourette(ジョルジュ・ジル・ドラ・トゥレット)により報告され、以後Tourrette症候群ないしドラ・トゥレット症候群と呼ばれている。発症頻度は1000~2000人に1人で、男女比は3~4:1と男性に多く見られる。

原因
最近の研究では、脳内神経伝達物質であるドーパミンの過剰活動が原因と考えられ、さらにセレトニンの関与も示唆される。心理的原因だけでおこるものではない。(⇒この記事は以下に続く https://www.kiyosawa.or.jp/archives/51625198.html)

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