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2016年3月13日

7568:タプコム配合点眼液発売一周年記念講演会 聴講印象記

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タプコム®配合点眼液発売一周年記念講演会 聴講印象記
 2016年3月13日11:00から

タプコム配合点眼液発売一年の“歩み”

① 24時間眼圧コントロールにおける有効性
日本医科大学中本兼二 先生

② 配合剤と単剤併用の眼圧下降効果比較
北里大 庄司信行 
ジェネリックに換えられてしまうと、ボトルの色では話が出来ない。
追加する、点眼薬数を減らす時が大事。
患者は、降下が同じなら配合剤を使いたいという。
非劣勢の検証はタプコムでは出ているが、他では十分ではない。

③ PG/β配合剤 “タプコム®配合点眼液”の使い方”
単剤で第一選択ならPG:しかしこれにはノンレスポンダーが居る。(1か月及び3か月でが眼圧下降が10%未満:が2割くらいはいるようだ。ラタノプロスト15、トラボプロスト14、タフルプロスト7%、ビマトプロスト0%)
ヂューズ( DUES;上眼瞼溝深化:目の周りのくぼみの増強)はビマトプロストで60%、トラボプロストでも40%と多い。

2、症例検討:症例の過去を振り返り、治療方針変更のタイミングを検討する。

① 眼圧変動における治療強化タイミング 東京大学 本庄恵

② 視野進行から考える治療変更のタイミング東京慈恵会医科大学 中野匡
話を聞いて、単一回のMDだけではなく、MDスロープなどを効果的に使って、患者さんの理解を求める工夫が必要であると痛感しました。

③ 早期外科的介入の戦略的考察 慶応義塾大学 芝    大介
怪しい時にはまずHVF10-2を取る。
ハイティーンで有り、黄班繊維束も食われているなら、かなりのハイリスク例である。
片眼でも中心視野を失う前に手術を。(アドヒアランスに依存しない治療法だから、)手術方法には
・SLT:選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)
・MIGS(minimam invasion glaucoma surgery)
・全周ロトミー ?
・濾過手術 ?
対象は:急速進行例、眼圧が一度でも18mmHg以上、黄班繊維障害例、他

④ 残存視機能確保に必要な手術タイミング 東邦大学医療センター大橋病院 石田京子
 落屑緑内障、中心の4点のひとつでもゼロなら固視点喪失(スプリットフィキセーション例:これは手術にはもう手遅れ)。手術で眼圧が下がっても視野欠損は止まらない、30%はいずれ失明する。
1%(wipe out)で中心残存視野が無くなる。術後低眼圧では視力は良くない。

3、特別講演 東京大学 相原一 先生
眼圧そのものに興味を持とう
何が眼圧をコントロールしているのか?は、不詳である。
根本原理とされているゴールドマンエクエーションは正しいのか?
終日の眼圧が知りたい、(眼内レンズにゲージの着いたものもある)
夜行性のマウスでは夜高く、終日暗所では眼圧が上がる
メラトニン関連の眼圧制御機構がある。
緑内障ではメラトニン細胞が減っていて、眠りの質も悪い。
房水流量はC(IOP眼圧-EVP上強膜静脈圧)+Fuとされる:ユベオスクレラルフローは眼圧の影響を受けないとされているが、正しいのか?
緑内障の眼圧に関する謎。
POAGのP(プライマリー:原発性)とは?
房水産生過多の人もいるはずと。
POAGならFu(ユベオスクレラルフロー)は多く、FC(コンベンショナルフロー)は少ない
POAGの組織学:主経路にコラゲンが増えて、水が通りにくいのだろう。
POAGではTGFβ2が優意に多い。
落屑や炎症では、これは増えてはいない。ステロイドにもTGFβ2の増加が見られる。
眼圧のセンサーがあるのではないか?
此処で話題になり得るのが、腎上皮細胞にもある、一時絨毛。
多発性嚢胞腎ではoculocerebrorenal syndrome of Lowe (OCRL); LOWE syndromeこれはイノシトールリン脂質が蓄積する代謝異常。絨毛のチャネルが眼圧に関連するのではないか?とされる。
眼圧が上がる下がる機序は解らないまま薬は使われている。PGプロスタグランジンの作用機序でも細胞内のシグナルについてはほぼブラックボックスである。ロックインヒビターの方はまだわかっている方ではある。
眼圧の謎を解く。画期的薬剤の論理を考えよう。

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