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2016年2月28日

7517:角膜ジストロフィーに対する治療法開発への挑戦 臼井智彦先生聴講メモ

角膜ジストロフィーに対する治療法開発への挑戦
東京大 臼井智彦 先生

最初に清澤のコメント:(やはり聴講した日にテキストとメモを読み返すのが必要でした。)今日は、TGFBI遺伝子による角膜ジストロフィーという概念を新たに聞いたという事で良しとしましょう。私はレジデントとの会話で「この患者さんは、最近はアベリノ角膜変性と呼ばれますが、私が習ったころにはグレノフ2型と呼ばれていた顆粒状ジストロフィーです。」という程度の認識でした。
  --要点メモ--
◎両眼、非炎症性、進行性の角膜混濁を呈する遺伝性疾患である。
遺伝子解析:ではサイトケラチンの異常を示す一群が知られる。
TGFBIは:濁りの形が違うが4種は同じ遺伝子が関与している。
古い病名や分類は無意味になった。

○IC3D分類:現在は混濁部位と4つのカテゴリーで論ずる
本日はフックスとTGFBI遺伝子によるものを紹介する

1、フックス角膜内皮変性症:(40歳以上の5%ともいう)、女性に多い、レイトオンセットタイプがあり、角膜グッタータ(滴状角膜)を呈する。その表面は凸凹してスペキュラーに焦点があわない。狭隅角が多い等の特徴がある、――重症例は内皮移植の適応で、DSAEKや内皮細胞懸濁液を前房に入れる治療なども行われる。。
病態:いくつかの原因遺伝子もわかっているが、環境遺伝子、性差も関与か?

2、TGFBI遺伝子によるもの
○顆粒状角膜変性症
○顆粒状角膜変性症Ⅱ型
○格子状角膜変性症

TGFBI関連角膜ジストロフィーに対する治療
1) PTK
2) 角膜移植
3)未来に向けて:MicroRNA:メッセンジャーRNAに関連、ノンコーディングRNA、miR-29などが知られている。このMaikuro RNA29bの補充療法というものがある。
(清澤注:清澤は、この辺を十分に理解できていません。今後CRISPR-Cas 9 systemは検索調査が必要です。下記注参照願います。)

対策として、凸凹のもとになる蛋白の生成を予防するものがある。

PTKは:再発することが問題で、角膜移植でも同じこと。
今後、CRISPR-Cas 9 systemで治療する方法が試されるだろう。

注:CRISPR-Cas 9 systemとは?
CRISPR-Cas9(clustered regularly interspaced short palindromic repeats / CRISPR associated proteins)とは、DNA二本鎖を切断(Double Strand Breaks=DSBs)してゲノム配列の任意の場所を削除、置換、挿入することができる新しい遺伝子改変技術です。ZFN、TALENに続く第3世代のゲノム編集ツールとして2013年に報告されたCRISPR-Cas技術は、カスタム化(標的遺伝子の変更や複数遺伝子のターゲット)が容易であることから、現在、ヒトやマウスといった哺乳類細胞ばかりではなく、細菌、寄生生物、ゼブラフィッシュ、などの膨大な種類の細胞や生物種において、そのゲノム編集または修正に急速に利用されています。::とタカラのページには記載されていました。

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