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2016年2月26日

7511:マイボーム腺機能不全について 天野史郎 先生に伺いました。

img_0マイボーム腺機能不全について を天野史郎先生から伺いました。
第14回お茶の水セミナー:平成28年2月26日 パレスホテル東京

マイボーム腺機能不全ではマイボペンで上下瞼板の中にあるマイボーム腺委縮を見ることが出来ます。コンタクトレンズを長期に亘って使用した患者では年齢不相応なその萎縮がしばしば見られます。マイボーム腺機能不全では吉富式の鑷子でマイボーム腺を圧迫してももう内容物はあまり出てきません。この貯留物を圧出する方法のほか、マイボーム腺機能不全では、マイボーム腺を適度に温めたうえでティーツリークレンジングなどで洗浄する治療も薦められています。あずきを温めて瞼の加熱に使う道具や、瞼を温める電気器具もあります。

マイボーム腺機能不全に関連する様々な因子がどのようにドライアイ症状に関連するかを検討すると、自覚的因子が最もドライアイに関連していました。
(注:脂漏性 MGD17 例、正常者 81 名での比較では、上記 14 項目のうちで有意な差が両群間で 見られたものが、ごろごろ・しょぼしょぼ、べたつき、眼の不快感、眼の痛み、充血の 5 項目であった。この 5 項目のみを使用し、2 項目以上がある場合を陽性とした場合、 specificity88.9%, sensitivity 82.4%であった)

清澤のコメント:
眼瞼痙攣患者の多くがドライアイを合併しています。またツー・ヒット・セオリーと言って、眼瞼痙攣は眼瞼痙攣の素因に、ドライアイが重畳したときにだけ眼瞼痙攣が発症するという説もあるようです。という訳で、今日の御講演内容は標準的なマイボーム腺機能不全(ドライアイ)の評価法とそのハンドリングをおさらいする意味で大変参考になりました。

今日の話の内容は、ドライアイ研究会のホームページにも採録されているという事でした。(上の注記他:http://www.dryeye.ne.jp/mgdwg/index.html)これを見ると、マイボーム腺機能不全の症状が意外に眼瞼痙攣の症状に似ていることに驚かされました。

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