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2016年2月16日

7478:肥満は眼圧上昇の独立リスク因子:記事紹介

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7478:肥満は眼圧上昇の独立リスク因子

提供元:ケアネット公開日:2016/02/04

 眼圧上昇は緑内障の最も重要なリスク因子の1つであることが知られている。イスラエル・テルアビブ大学のEytan Cohen氏らは、約1万9,000例のデータを後ろ向きに解析し、男性および女性のいずれにおいても、肥満が眼圧上昇の独立したリスク因子であることを明らかにした。Journal of Glaucoma誌オンライン版2016年1月13日号の掲載報告。

清澤のコメント:猪の首と呼ばれる方が張っていて空気眼圧計に顎を載せると、頸静脈が圧迫される体型の太った男性では、測定される眼圧がやけに高く出ることがあります。このほかにも、肥満により中心静脈圧が上昇し、これが眼球周辺の導出静脈圧の上昇を介して眼圧の上昇に結び付くのであろうか?とも考えられます。そうして測定された眼圧の上昇が、緑内障性の視野欠損に繋がるかどうかは別の課題かと思いますけれど。
太った人の眼圧が高い傾向を持つという話を知識としては知っていてよいのであろうがと思いました。
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 研究グループは、男性および女性におけるBMIと眼圧との関連を評価する目的で、イスラエルのスクリーニングセンターから、年齢20~80歳の1万8,575人(平均年齢46±10歳、男性68%)のデータを収集し、後ろ向き横断研究を行った。

 主な結果は以下のとおり。

・男女ともに、BMIと眼圧の間には正の線形相関が認められた(それぞれr=0.166、p<0.0001およびr=0.202、p<0.0001)。

・平均眼圧は、BMI25未満群の12.8mmHg(95%信頼区間[CI]:12.7~12.9mmHg)から、BMI 25~29.9群13.4mmHg(同:13.3~13.5mmHg)、BMI 30~35群13.9mmHg(同:13.8~14.0mmHg)、BMI35超群14.3mmHg(同:14.1~14.5mmHg)へ有意に増加した(p<0.0001)。
・これらの差は、年齢、高血圧および糖尿病で補正後も有意なままであった(p<0.0001)。

・同様の多変量調整を行った解析で、眼圧に対するBMIの影響度を表す係数因子は、男性で0.087(95%CI:0.076~0.098)(p<0.0001)、女性で0.070(同:0.058~0.082)(p<0.0001)であった。

・BMIの10増加ごとに、眼圧は、男性で0.9mmHg、女性で0.7mmHgそれぞれ上昇した。

・BMI正常者と比較しBMIが正常範囲外の人では、交絡因子補正後の眼圧が18mmHg以上となるリスクの増大がみられた(p<0.001)。
(ケアネット)

原著論文はこちら

Cohen E, et al. J Glaucoma. 2016 Jan 13. [Epub ahead of print]

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