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2016年2月14日

7472:眼科疾患でのステロイド・免疫抑制療法:蕪城俊克先生:を聞きました。

7472:眼科疾患でのステロイド・免疫抑制療法:蕪城俊克先生:(生涯教育講座第6講義)を聞きました。
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清澤のコメント:これがテキストを見ながら、多少項目を整えた清澤の聴講メモです。
見ますと視神経炎や外眼筋の肥大など意外と神経眼科で扱う疾患と重複しています。お話が神経眼科治療にも大変参考になります。

ーー要旨ーーー
Ⅰ、ステロイド剤と免疫抑制剤の全身投与の使用目的と種類
1、ステロイド剤や免疫抑制剤の全身投与

1950年ハイドロコーチゾンの登場
高血糖などの副作用が有った
可能なら局所投与で済ませたい

全身投与の理由:
1)眼底までの濃度を得るため。
 トリアムシノロンを鈍針で20-40mg。これで黄班浮腫の80%は引く。

2)VKHなどの場合は 異常な免疫現象を抑える 活性化T細胞

3)いつでも中止できるから: クリプトコッカスだった例。感染性ブドウ膜炎が有り得る例では、テノン内注射なら残ってしまう

2、対象疾患と使用薬剤

ステロイド剤と免疫抑制剤
分類:
細胞毒性薬:cytotoxic agent
代謝拮抗薬 
 メトトレキサート 小児のぶどう膜炎 
 シクロスポリン T
 レミケード:

副作用なら
ステロイド:精神症状
シクロスポリン:
メトトレキセート:肺炎
インフレキシマブ:感染症

相互作用なら
ステロイド;
シクロスポリン;多剤効果の増強
メトトレキセーとNSAIDの関連作用

Ⅱ、ステロイド剤の使用法と注意点
 プレドニン0,5mg・kg以上
 力価とは:グルココルチコイド作用とミネラルコルチコイド作用について各種ステロイドに対して決まる

ステロイド投与の例
1)30mg(20-10-0)
 採血2週ごと
2)パルス 入院で施行
 注意例:スライディングスケール

注意すべき症例
妊婦;プレグナンシーカテゴリー
小児:隔日投与の方が成長阻害が少ない
高齢者:濃度が上がりやすい、糸球体血流量が60%以下の例では注意

Ⅲ、眼科疾患でのステロイド・免疫抑制剤の全身投与の実際

1、ぶどう膜炎
① 内因性ぶどう膜炎(80%) ベーチェット VKH
② 感染性ぶどう膜炎(20%)
③ 仮面症候群(1%)

多い順に言えば:サルコイド、原田、AAU,

治療の原則
内因性ならステロイド
感染性なら抗ウイルス剤などの先行か併用
仮面症候群;原因疾患に対して治療

感染性ぶどう膜炎にステロイドを使うと
ヘルペスの例で悪化もある

主な疾患におけるブドウ膜炎の治療法

1)、サルコイドーシス
肺門リンパ節腫大が90%、
眼所見:ムトンファット他
治療:ケナコルト注射から、

2)、VKH
メラノサイトに対する反応
パルス 1月以内で開始し、半年以上かけて減量する
メチルプレドニン1000ミリ3日を行う
3割が遷延化かする
ネオーラル(シクロスポリン)を併用 3mg・kg・日

3)、ベーチェット病
アフタ、眼、皮膚、外陰部潰瘍
前房蓄膿
自然消失する網膜の白斑
繰り返す眼発作
治療は発作時と非発作時を別ける
点眼と1)コルヒチン 2)シクロスポリン 3)レミケード(インフ力マブ)

2、視神経炎
10万人に1人
ラケット暗点
Beckの多施設研究が有名
その後多くの病態が別けられた。
MS,自己免疫、CRION,アクアポリン4抗体陽性視神経炎

3、角膜移植後拒絶反応
PKPとDESAKでは拒絶が後者で少ない。

4、強膜炎:強膜炎、上胸膜炎:感染性の物(細菌、ウイルス、結核、真菌)に注意

5、甲状腺眼症
甲状腺眼症:バセドーの50%、橋本病の5%
下直筋肥大、抗体検出

6)外眼筋炎、眼窩炎性偽腫瘍
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