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2015年12月17日

7280:穂別のモササウルスは新種 09年発掘の化石 「両眼視」可能な夜行性

穂別のモササウルスは新種 09年発掘の化石 「両眼視」可能な夜行性
12/08 07:00 北海道新聞
無題
「モササウルス」の頭骨のレプリカ(むかわ町立穂別博物館提供)

 【むかわ】2009年に胆振管内むかわ町穂別で見つかった海生爬虫(はちゅう)類のモササウルス類の化石は新種であることが、米国・シンシナティ大の小西卓哉助教や同町立穂別博物館の西村智弘学芸員らの研究で分かった。海生爬虫類の化石のなかで夜行性と推測されるのは世界で初めて。ロンドン自然史博物館が現地時間の7日に発行した学術誌(電子版)で論文を発表した。

 この新種はモササウルス類のうち、小型のハリサウルス亜科のグループで推定全長は3メートル以下。モササウルス類は世界で約70種が知られ、日本では4例目。

 小西助教らは、この新種は他のモササウルス類より目のくぼみが大きく、鼻が低いことから、モササウルス類で初めて左右の目で前方の物体を立体的に見る「両眼視」が可能だったと確認。モササウルス類と近縁のヘビの場合、両眼視が発達している種は夜行性という。ハリサウルス亜科は、ひれが未発達で泳ぎが得意でなかったとされ、生存競争を避けるため、暗闇に乗じて捕食する夜行性だったと推定した。

清澤のコメント;この化石の個体(3m)は普通のモサササウルス類(18m)よりずいぶん小さい種です。
モササウルス科とは白亜紀後期に繁栄した有鱗目トカゲ亜目オオトカゲ上科に属する、海生のトカゲからなるグループです。まれに海トカゲ類と呼ばれることもあります。

モササウルスの最初の化石は1764年にオランダのマーストリヒトの石灰岩採石場で発見されました。その後、この化石が絶滅した大型の海生爬虫類のものであることが判明しました。

現在の分岐分類学では顎の構造などから、モササウルス科はトカゲ亜目の中でもヘビに最も近縁なグループであると考えられており、有鱗目の種分化を考えるうえで非常に注目されている分類群です。

モササウルス科は白亜紀中頃の魚竜、プリオサウルス類、海生ワニ類の絶滅(南太平洋で起きた巨大海底火山活動による海洋環境の悪化が原因とされる。)に乗じて空白になった生態域に進出し、白亜紀後期のチューロニアンからマーストリヒチアンにかけての2000万年間、海中の頂点捕食者として繁栄を遂げました。温暖な大陸棚の浅海での生活によく適応し、汎世界的に分布を広げたとされます。

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