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2015年12月6日

7243:【気になるこの症状】眼瞼けいれん まぶたが開きにくくなり鬱症状も:夕刊フジ掲載記事

【気になるこの症状】眼瞼けいれん まぶたが開きにくくなり鬱症状も http://sonae.sankei.co.jp/life/article/151001/l_health0001-n1.html (2015年9月30日発行 夕刊フジから)
2015.10.1

 10月10日は目の愛護デー。目の病気の中には、目を開けているのがつらくなる「眼瞼(がんけん)けいれん」という神経の病気がある。眼瞼とはまぶたのこと。目が乾くドライアイの症状と似ていて、正しい治療がされていないケースもあるので注意しよう。

 【患者は30万人以上】

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治療で使われるボトックス注射

 眼瞼けいれんには、薬の副作用で起こる「薬剤性」や脳梗塞やパーキンソン病などに伴う「症候性」もあるが、最も多いのは原因がハッキリしない「本態性」だ。清澤眼科医院(東京都江東区)の清澤源弘院長が説明する。

 「病名に『けいれん』とありますが、目の周辺がピクピク動く病気ではありません。何らかの原因で目の周りの筋肉が過度に収縮して、まばたきがうまくできなくなる病気です。両目に起こるのが特徴です」

 40歳以降の発症が多く、軽症を含めると国内患者は30万~50万人いると推定されているという。

 【電柱にぶつかる】

 主な症状は3つ。まぶたが開きにくくなる運動症状、まぶしさと目の不快感の感覚症状、気分が落ち込む鬱症状だ。

 「まばたきが多く、いつも目がショボショボして、伏し目がちになる。顔を見ると、眉間に縦ジワや、額と鼻の付け根のところに横ジワができるのも特徴的です」

 目がうまく開けていられないので「電柱や物と衝突」「人込みで人にぶつかる」などの歩行中のトラブルが多くなる。ひどいと書類が書けないなどの支障も出てくる。

 「ドライアイと診断される患者さんも多く、実際、約6割の患者さんは合併しています。しかし、ドライアイの治療だけではよくなりません」

 鬱症状もあるので、中には自律神経失調症や更年期障害などと診断されてドクターショッピングを繰り返している患者もいるという。

 【定期的に治療が必要】

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清澤源弘院長

 治療は、保険適用が承認されている内服薬はなく、根治できる治療法もない。最も用いられている標準的な対症療法は「ボトックス注射」だ。

 「ボツリヌス毒素を製剤にした薬を目の周囲に少量注射(左右で16カ所)して、目をつぶる力を弱めてまばたきができるようにする治療法です。ただし、1回の持続効果は2~4カ月。それでも8割方の患者さんは効果に満足しています」

 ドライアイの合併があれば、人工涙液の点眼、涙点プラグ(涙の出入口に栓を差し込む)などの治療も並行して行う。

 「精神的ストレスや抑鬱があると症状が悪化するので、心の安定も必要になります。『患者会』もあるので不安や悩みは何でも主治医に相談して、病気とうまく付き合っていく前向きな気持ちでいることが大切です」

《「眼瞼けいれん」で多い症状》

★目を開けていられない

★目が乾く

★まぶしい

★まばたきが多い

★抑鬱、不安、不眠など

(2015年9月30日発行 夕刊フジから)
眼科医清澤のコメント:同じ内容の記事が産経新聞社のザクザクhttp://www.zakzak.co.jp/health/doctor/news/20151001/dct1510010830004-n1.htmにも採録されています。
 このところ、ネットを見て当医院をお訪ねくださる新患の眼瞼けいれんと片側眼瞼痙攣の患者さんが日に数人はいらっしゃいます。これらの方々が、繰り返して治療を続けられるように、従来の視能訓練士さんに加えて、看護師のAさんを待機させて、眼瞼痙攣治療に関連した患者さんの相談に乗ることができる体制を用意しています。

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