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2015年11月29日

7227:本と読んでいるときや集中しているとき、片方の眼が寄る。受診したほうがよい?

笑顔表紙
本と読んでいるときや集中しているとき、片方の眼が寄る。受診したほうがよい?
(笑顔2015,12月号 P25から引用、清澤担当記事です)

眼科
Q:3歳の息子。本を読んでいるときや、なにかに集中して取り組んでいるとき、片方の眼が内側に寄るので気になっています。これは成長と共にあらわれなくなるものでしょうか。
それとも、病院に連れて行ったほうがよいのでしょうか。(宮城県 36歳 女性)

A:放置すると問題が起こる可能性が。まずは検査をし治療の必要性の確認を

本と読んでいるときや集中しているとき、片方の眼が寄る。受診したほうがよい?

視線が内側に寄ることを「内斜視」といい、いつも内側に寄る「恒常性内斜視」の場合と、努力してものを見ようとする時だけ内側に寄る場合があります。
 近くを見るときには、目の中の水晶体を厚く変形させて焦点を近くに寄せる「調節」という機能が働きます。その際、左右の視線を内側に寄せる「輻輳」作用も同時に働きます。遠視の子供では、遠くを見ている時でもピントを引き寄せる調節機能が働いていますが、さらに近くを見るための調節が加わって、輻輳が過剰にはたらいた状態、つまり内斜視が発生します。
 眼科では、目の調節機能を解く点眼薬を使って、調節を解除した状態で遠視の有無を調べます。大体2,0ジオプトリ―以上の遠視では、眼鏡処方をします。放置すると、遠視
側の裸眼視力が不足するだけでなく、大人になって眼鏡を作っても視力が出にくい「屈折性弱視」になったり、その結果両眼同時にものを見る「両眼視」機能が失われたり、遠近を判断する「立体視」機能が損なわれたりする恐れがあります。
 遠視用凸レンズ眼鏡が必要な場合には、3歳の子でも自分で眼鏡を使ってくれます。それは子ども自身にとってその方が楽だからです。
「よい眼鏡ができて、それを使い視線がまっすぐになってから、いつこの眼鏡は外せるのでしょうか?」「眼鏡なしで視線をまっすぐにする手術などはできないですか?」とい
う質問をいただくことがあります。子どもの眼は一般的に近視化しますから、いつかはいらなくなるかもしれません。しばらくはその眼鏡を使い続けて、まずはよい両眼視や立体
視の機能を獲得させましょう。

清澤 源弘 清澤眼科医院 院長
きよさわ・もとひろ 専門は眼科、神経眼科学●健康法は、毎朝駅まで子どもと歩いて出勤すること●患者さんに一言「広い領域に興味を広げてください。清澤眼科医院通信というブログを毎日発信しています」
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