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2015年11月26日

7228 エネルギー生産促す化合物=「ミトコンドリア病」新薬期待-東北大など

7228 エネルギー生産促す化合物=「ミトコンドリア病」新薬期待-東北大など

 細胞内に多数ある小器官ミトコンドリアによるエネルギー生産を促す物質を腎臓病患者の血液から発見し、より有効な化合物を開発したと、東北大と岡山理科大、自治医科大、筑波大の研究グループが26日、米腎臓学会誌電子版に発表した。
 ミトコンドリアの異常のため、幼少期から脳や心臓、腎臓、肝臓などに障害が生じる病気は「ミトコンドリア病」と総称され、厚生労働省が難病に指定している。
 東北大の阿部高明教授は「動物実験を経て、2017年春をめどに臨床試験を始めたい。画期的な新薬になると思う」と話している。将来はパーキンソン病やアルツハイマー病、糖尿病などの治療にも使える可能性があるという。 
 新開発の化合物「MA-5」は、ミトコンドリアにあるたんぱく質「ミトフィリン」に結合し、体内でエネルギーとして使われる物質「アデノシン3リン酸(ATP)」の合成を助ける。ミトコンドリアに異常があるマウスに投与したところ、心臓や腎臓の機能が改善し、延命効果があった。
 ミトコンドリアは大昔は細菌だったが、動植物の細胞に取り込まれて小器官になったと考えられており、独自のDNAを持つ。ミトコンドリアは母親の卵子から子に受け継がれ、このDNAの変異によりミトコンドリア病が起きる場合が多い。
 ATPを十分生産できないミトコンドリアでは有害な活性酸素が多く生じ、細胞の機能障害や死滅を招く。このため抗酸化物質による新薬開発が進められているが、エネルギー生産を助ける抜本的な治療薬はまだない。(2015/11/26-10:44)

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