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2015年10月28日

7130:小学1年生の外遊びに近視を防ぐ効果:中国の研究結果JAMA

小学1年生の外遊びに近視を防ぐ効果:中国の研究結果JAMA

外で遊ぶと近視を防ぐ、小学1年生:中国の研究結果 2015年10月20日 9:00 AM

 小学1年生が屋外で過ごす時間を増やすと、その先3年間で近視になる確率が減ると分かった。

清澤のコメント:まあありそうな結果です。外で遠方を見る時間を減らした群はスマホなどの時間が長いかもしれません。ぼやけた画像を見る、近業をするのいずれもが調節緊張を引き起こし、それが続くと眼軸の延長を齎します。少し気になったのは、眼軸長というべきところを軸長としているような、眼科関連用語の翻訳の未熟さでした。WOCも国際眼科学会では?JAMAはアメリカ医学会雑誌、翻訳を一度眼科医に確認させればよかったでしょうに。

ーー記事の続きです。ーーー
40分の屋外活動クラス

 中国の中山大学を含む研究グループが、有力医学誌ジャマ(JAMA)の2015年9月15日号で報告した。研究グループによると、東アジアや東南アジアではさまざまな地域で近視が増えているという。研究グループは、学校にいる間に屋外で過ごす時間を増やすと近視の発症率に影響があるか注目した。

 研究グループは、2010~13年に小学校1年生の約950人で、毎登校日に40分の屋外活動を1クラス追加。放課後や週末/休日も子どもに屋外活動をさせるよう親に勧めてして効果を検証した。同じような取り組みをしない約950人と比べた。全体の平均年齢6.6歳となっている。

近視の程度と眼球の変化も調べる。近視は、遠視や乱視と同様に「屈折異常」の一つ。眼の角膜と水晶体(レンズ)が光を屈折する(曲げる)力が強すぎると、網膜の前で焦点が合ってしまい、遠くが見えにくい近視になる。角膜から網膜までの距離(「軸長」と呼ばれる)が長すぎても近視になる。

 今回の研究では、この屈折率と軸長の変化も、全生徒で測定している。世界オプトメトリー(視科学)会議(WOC)という機関の研究で使用されている基準−0.5D以上を近視とした。D(ディオプター)は屈折率の単位で、1.0や0.2などのいわゆる「視力」のことではない。−0.5Dは2m離れて焦点が合う力を指す。−1Dは1m、−2Dは50cmと、数値が大きいほど近視が強い。

屈折率の変化少ない:3年間の新たな近視発生率は、屋外活動を増やしたグループが30.4%、増やさなかったグループが39.5%だった。屈折率の変化も、屋外活動を増やしたグループで−1.42Dと、増やさなかったグループの−1.59Dより少なかった。軸長の変化は両グループで差がなかった(0.95mmと0.98mm)。

 外で遊ぶような機会は、子どもの目にとっても大切と言えるのかもしれない。

文献情報

He M et al. Effect of Time Spent Outdoors at School on the Development of Myopia Among Children in China: A Randomized Clinical Trial. JAMA. 2015 Sep 15;314:1142-8.
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