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2015年10月14日

7077:眼鏡店の意地 JINS、グーグルが諦めた市場に挑戦

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7077:眼鏡店の意地 JINS、グーグルが諦めた市場に挑戦

僭越ながら眼科医清澤のコメントから;
 昨年の秋の医学会で慶応大学坪田先生の御発表のデータ収集に協力させていただいたミームのお話です。お二人の院生が半年ほど毎週木曜日に当医院に通って来てくださいました。眼球周囲の表面筋電図を記録していると思ってましたが、今や加速度や、傾斜もモニターできるのですね。
 その時は眼瞼痙攣のボトックス注射前後の変化などもモニターしました。その最終統計結果が論文に結実したとはまだ伺っておりません。その時にテンプルにつけられていたアース電極は煩いと感じていましたが、新モデルでは鼻パッドに小さく集約されたようですね。今後すべてのジンズ製眼鏡に搭載したいとは大きく出たものです。

そもそもミーム(meme)とは;人々の脳から脳へとコピーされる情報であり、また社会・文化を形成する様々な情報として分析される。 言い換えれば、習慣や技能、知識、物語といった人から人へコピーされる様々な情報である。 例えば1万年前と現代では文明が大きく進歩したが、それはヒトの脳が生物学的に進化した結果ではない。ミームという言葉は、オックスフォード大学の生物学者リチャード・ドーキンスが、1976年の彼の著書「利己的な遺伝子」の中で作り出したものです。この言葉を意識した製品への命名と思われます。

以下日経 記事からの要点引用です。

要点は:
■専業ならではの視点生かす

 「今まで世の中に発表されたウエアラブル機器は人々の生活になじんでいるものがなかった。眼鏡はもともと身に着けるもの。そこにセンサーを加えた」(田中社長)と話すように、眼鏡専業としてこれまで多彩な製品を開発してきた技術を生かし、眼鏡としての使い勝手を損なわない設計とした。36gと従来の眼鏡とほぼ変わらない重さに抑えたほか、左右のバランスも取れている。スポーツ向けのジンズ・ミームMTでは激しい運動をしているときでも外れにくい形状としている。
  

専用アプリ「JINS MEME App」。集中力、活力、落ち着きをグラフで示すほか、心の活性度を示す独自の指数「アタマ年齢」を表示する。活動量や姿勢による「カラダ年齢」を示す機能もある。ーー

 製品の完成度を高めるために発売を遅らせた。中央部のセンサーのみで測定できるようにすることで、外観を一般的な眼鏡に近い形状に仕上げた。

 音楽、ファッション、アートなど幅広いアプリを生み出すことを目指す。アプリのアイデアや開発能力を競うコンテストを開催。

 医療用途も視野に入れる。川島教授は、認知症やメタボリックシンドロームなど生活習慣に関連する疾患を防ぐための用途に期待をかける。

 「革新を生み出すメードインジャパンの最高峰だ」――。眼鏡店「JINS」を展開するジェイアイエヌの田中仁社長は14日、来月5日から発売する新製品「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を装着しながら、こう力説した。眼鏡メーカーというIT(情報技術)系ではない“異業種”ならではの戦略で新市場の開拓に挑む。

■新しいライフスタイルを目指す

 ジンズ・ミームは、センサーで目や体の動きを検知して集中力や姿勢などを測定できる眼鏡型端末。左右レンズ間にある眉間や鼻と接する部分にセンサーを搭載。「眼電位」と呼ばれる眼球の動きで生じるわずかな電位差を測ることで、視線の移動やまばたきを検知する。

眼電位、加速度、傾きと3種類のセンサーを備える「JINS MEME(ジンズ・ミーム)ES」は3万9000円。このほかに加速度と傾きセンサーのみを備えるスポーツ用の「ジンズ・ミームMT」1万9000円

 「最近の日本の製品は多くの人が共感できるライフスタイルや哲学を生み出せていない」(田中社長)。ーー 現在同社の眼鏡は約600万本だが、「5年後をめどに、全ての眼鏡にジンズ・ミームのセンシング機能を標準搭載することを進めたい」(田中社長)と目標を掲げる。

 普及に向けた最大のハードルは、斬新かつ利便性の高いアプリをいかに多く作り出せるかという点に尽きる。ーー

(電子編集部 松元英樹)

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