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2015年9月22日

7001:短期間の超高カロリー食摂取で「前糖尿病」状態に;に記事です

短期間の超高カロリー食摂取で「前糖尿病」状態に

提供元:HealthDay News公開日:2015/09/22

 高カロリーの食事を摂取し続けると肥満や2型糖尿病の発症につながることは明らかだが、今回、1日6,000kcalの超高カロリー食の摂取を数日間続けるだけで「前糖尿病」状態になることが、小規模な研究で示された。

 米テンプル大学(フィラデルフィア)のGuenther Boden 氏らによるこの研究では、正常体重または過体重の健康な男性6人に、ピザやハンバーガーからなる典型的な米国の食事を1日6,000kcal、1週間続けて摂取してもらった。

 米国医学研究所(IOM)によると、座りがちだが平均的な生活を送る健康な30~50歳の男性の1日摂取カロリーは平均2,200kcalで、今回検討した6,000kcalはその基準を優に超えるもの。高カロリー食を摂取する期間中、対象者には入院してもらい、運動を禁止し、詳細なモニターを行った。

 その結果、たった1週間の超高カロリー食の摂取で、対象者の体重が平均3.5kg増加した。さらに、摂取を開始後、最短2日で対象者全員がインスリン抵抗性状態になったことがわかった。この知見は、「Science Translational Medicine」9月9日号に掲載された。

清澤のコメント:やはりそうでしたか?短期間でも不健康な食事は糖尿病状態を作るから、良くないようです。
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 Boden氏らによると、脂肪酸や炎症、細胞ストレスのいずれも高カロリー食と肥満、インスリン抵抗性を関連づける要因とされるが、今回の研究では、過剰な食品を摂取することで引き起こされる細胞の酸化ストレスが「ミッシングリンク(失われた環)」である可能性が示唆されたという。なお、酸化ストレスは、細胞への毒性をもつ活性酸素の過剰産生に関与すると考えられている。

 今回の検討で、対象男性の尿および脂肪組織の解析から、酸化ストレスに関連する蛋白質の発現上昇が認められた。また、同氏らは、「酸化ストレスがグルコース輸送担体蛋白質であるGLUT4の不活性化を誘発し、この変化がインスリンに応答してGLUT4が糖を取り込む能力に影響を及ぼし、インスリン抵抗性につながっているのではないか」と推論している。

 これらの知見から、抗酸化療法やGLUT4を標的とした新しい治療が、肥満に関連したインスリン抵抗性の管理に役立つ可能性が示唆された。

 米キニピアック大学(コネティカット州)スポーツ医学教授で栄養士であるDana Angelo White氏は、この研究の限界として小規模で比較的短期間である点を指摘しつつも、「米国人の多くがカロリー摂取過剰である現状を考えると、今回の知見はたいへん価値があるものと言える。毎日のカロリー摂取量に配慮し運動を習慣づけるよう推奨することをさらに強化するものだ」と述べている。

[2015年09月09日/HealthDayNews]Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

原著論文はこちら

Boden G, et al. Sci Transl Med. 2015; 7: 304re7.

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