お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2015年9月20日

6988:米消費の象徴ショッピングモールが苦境:という記事が出ています。

6988:(@米国)米消費の象徴ショッピングモールが苦境 2015年9月19日00時00分

images
業績不振で閉鎖されたミシガン州デトロイト郊外のショッピングモール。広大な駐車場はがらんとしていた=同州サウスフィールド、畑中徹撮影

■以下が特派員リポート 畑中徹(ニューヨーク支局)の要点です。

 「消費大国」米国の象徴の一つは、大型のショッピングモール。大手の百貨店や数百もの専門店などがあり、米国人の生活にすっかり溶け込んでいた。

 多くのモールが経営で苦戦という。中核的店舗の大手デパート撤退が相次ぎ、それでモール全体の活気がなくなっている。

 ミシガン州サウスフィールドで、ショッピングモールが静かに営業を終えた。1954年に創業した老舗で。かつては大手デパートや専門店がひしめいていた。ーー転機はごく最近、2013年。大きなアウトレット大手が撤退し、中核的テナント大手百貨店「JCペニー」と「メーシーズ」も撤退を決め、負の連鎖が起きた。

 米国でショッピングモール;複合的な商業施設が登場したのは、50年代。娯楽感覚で一日中楽しめ、米国人の生活に一気に浸透し、90年代半ばには全米で年間150ほどつくられた。ところが2010年以降に新設されたモールは10カ所に満たない。

 中核的店舗としては「JCペニー」と「シアーズ」が入ることが多く、両社は「モールの顔」。しかし、両社は最近、業績不振。ネットに押されたため。

 JCペニーは10年以降全米60店舗を閉め、今年さらに40店舗を減らした。シアーズは、約3年間続けて赤字でリストラ続き。今後約10年で、全米のモールの15%が閉鎖される可能性がある。

 各運営会社が熱心にラブコールを送るのは、米アップルの直営店「アップルストア」。集客の起爆剤になると期待される。空きスペースには小売店舗が入ってくれるのが一番好ましいが、小売り以外のデータ処理センター、州立大学、医療センターや教会が入った事例も。全米モールの5分の1で空室率が10%を突破し、小売店舗以外のに転換されていく。しかし「小売店舗時代に地域社会が得ていた税収や雇用を補うほどではない」。

 高級百貨店が入る富裕層向けモールは堅調だ。1平方フィートあたり売上高は、富裕層向けの方が3倍超と差がある。背景には米国中間層の疲弊。リーマン・ショック以降、富裕層は株高の恩恵を受けて購買力が高まったが、中間層以下は給与も上がらない。

 中間層の「モール離れ」が加速し、ディスカウント店や1ドルショップに顧客が流れている。ショッピングモールの苦境は、中間層の疲弊という米国が抱える課題。

     ◇

 畑中徹(はたなか・とおる) ニューヨーク支局員。1972年岐阜県生まれ。96年入社。盛岡支局、四日市支局、名古屋社会部、くらし編集部、生活部、東京経済部を経て、12年2月から現職。共著に「ゆうちょ銀行」(東洋経済新報社)。43歳。

Categorised in: 未分類