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2015年9月15日

6968:特定の細菌減少で発症か – 多発性硬化症の腸内環境:の記事です

特定の細菌減少で発症か – 多発性硬化症の腸内環境

  [2015/09/15]

 神経細胞が傷つき、手足のしびれや視力の低下などが起きる難病「多発性硬化症(MS)」の患者では、特定の種類の腸内細菌が健康な人よりも少ないとする研究結果を、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)などのチームが14日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。チームによると、MSが腸内細菌の異常と関係があることを示したのは世界初という。

 MSは近年増加しており、食生活の欧米化で腸内細菌のバランスが崩れて発症する「生活習慣病」の可能性がある。同センターの山村隆教授は「腸内細菌を使った治療法の開発につながるかもしれない」と話している。

眼科医清澤のコメント:多発性硬化症に付いては従来「脱髄の場所と時間の多発性」という結果にのみ注目されていました。その原因に向けてのドアが開かれたとすれば大きな進歩です。

 東北大学のHPでは、多発性硬化症の原因はわかりませんが、少なくとも感染する病気ではありませんし、遺伝病でもありません。自己免疫と呼ばれる生体反応が病態に強く関わっており、ウイルスやバクテリア感染、体質、環境、ストレスなどが病気の活動性に影響していると考えられています。:とされています。

 私の仙台における恩人である桑島治三郎先生は「回顧実録日本の多発硬化症―メディカル・エッセイス (1985年)」のなかで、当時日本には存在しないとされていた多発性硬化症が日本にも厳然として存在するという事を述べ続けた経緯を記載しています。この著書は日本医事新報に掲載された記事を纏めて出版されたもので、後に東北大学の同窓会が復刻して配布した経緯がありました。

 プロスワンの記事も早々に拝読したいと思います。下記に出ています。
Dysbiosis in the Gut Microbiota of Patients with Multiple Sclerosis, with a Striking Depletion of Species Belonging to Clostridia XIVa and IV Clusters
Sachiko Miyake他 Published: September 14, 2015

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