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2015年8月5日

6855 視覚障害の判断材料、視力・視野だけでなく

wakakura
読売新聞がネットに配信している「yomiドクター」の中に「診療眼科医 若倉雅登のひとりごと」という連載記事が載っていることに、本日漸く気が付きました。若倉先生は、私が仙台から上京し神経眼科のイロハを北里大学の石川哲教授に習いに行った一年間のオーベン(指導医)を務めてくださった先生です。

 若倉先生はそれ以来、今日に至るまでずっとご指導を受け続けている先輩です。若倉先生の基本的な姿勢は本当に困っている患者さんに寄り添うという姿勢をいつも持ち続けておいでになる事で、その姿勢は単に個々の患者さんの福祉にとどまらず、医療の社会性をも常に重視されます。今回の連載記事にもその色合いが深く沁み出ています。

最新の記事は「視覚障害の判断材料、視力・視野だけでなく…新着」です。

 「法律上、視覚障害者になるかどうかは、その人の日常生活や社会生活にどれだけハンディキャップが生じているかで、決めるべきものでしょう。
 では、眼科で測定する視力や視野は、日常生活で用いている日常視力、実用視力をうまく反映しているのでしょうか。
 片目が覆える程度の紙を用意します。その紙の中心付近にボールペンか何かで小さな穴をあけてください。眼鏡を用いている人はかけたままで、その穴で保健室や眼科にあるような視力表を見たとします。ちゃんと視力は出るはずです。(2015年7月30日)
[以下続きがありますが、要するに、一定の視力と視野が有ると言っても、それで稼いで暮らせるわけではない、という事を論じておいでです。]

 この記事原文の下には以下の様に16回分もの様々な提言がまとめられています。
 私は小学生の心因性視覚障害という疾患も扱い、なにがしかが解ったような顔をして「心因性視覚障害の診断」 (⇒リンク https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54348370.html)などという依頼記事を日本眼科医会の機関誌「日本の眼科」に掲載して貰っておりますが、若倉先生に懸っては『「心因性」は医学的用語?「キツネが憑いた」と大差なし』とバッサリ切られてしまいます。

 ご興味がおありの方はどうぞ上の記事(⇒リンク http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117117)に入って、そこから各記事に入って読んで見て下さい。

 そこには素晴らしい若倉ワールドが展開されています。

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