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2015年7月28日

6831:タクシー運転手のカーナビ依存は目的喪失症候群:記事紹介です

タクシー運転手のカーナビ依存は目的喪失症候群?山口 博 【第27回】 (2015年7月28日):という記事がダイヤモンド誌に出ています。その概要は:

1.目的地へ行き着かないタクシーが増えている!?

 タクシーに乗車して、目的地ではなく、その周辺で降ろされた経験をお持ちではないだろうか。カーナビが伝えるままの目的地でお客を降ろすだけ。そんな機械的対応がタクシー業界で増えているが、企業の人事部でも同様の“病理”が蔓延している

 カーナビの普及により、運転手の目的が、お客を目的地まで案内することから、カーナビが指した場所へ移動することへ、いつの間にかすり替わってしまっているのではないだろうか。

運転手は「同乗指導の時間と頻度が、少なくなっていることが原因だと思いますね。以前は、トレーナーや先輩運転手が助手席に同乗して、お客さまとのコミュニケーションの全てを、出庫から戻るまで付きっ切りで、1週間、行っていたものです。しかし今は、合理化、合理化で、運転技能のある人を採用して、すぐに現場に出し、同乗指導はたった1日。そうなるのも無理ない」。トレーニングが減少しているということである。

2、人事部内にも蔓延する「システムの代弁者」

 同様の事象は、企業の人事部門内でも頻発するようになっている。多くの企業が、人事管理システムを導入するようになった。「目的喪失症候群」とでも呼ぶべき病理だ。トレーニングの機会があったとしても、目的をはき違えていては、目的に適った言動ができない状況に陥ってしまうことに変わりないだろう。
 
 企業で研修を行うなかで、目的をしっかりと再確認し続けていくために、さまざまな方法を試みてきた。最も効果的で長続きのする方法は、事例研究だ。

3 、人間心理を理解すれば見えてくる。事例研究がなぜ役立つのか?

 「この業務の目的達成に適う、良い事例ですね」と、一言ハイライトするだけでよい。その事例が期待されている行動であることを、心の奥底から認識してもらうことができる。ポジティブにフィードバックする方が、よほど効果が高い。

 ポジティブなアクションこそ、モチベーションを高める。

ポジティブなフィードバックこそ、心の奥底に響きやすい。事例研究により、他の誰でもない自身の事例を洗い出すというポジティブアクションを行い、そして、ポジティブなフィードバックをもたらすことで、心の奥底に響かせる。簡単であるが、極めて有効な方法である。

 ビジネスの世界では、実にさまざまな会議や研修が実施されている。そして、役に立たない会議や研修が多いという不満の声は絶えない。過去20年、そうした声が減少しているかといえば、そうは思えない。

 60分の会議や研修に、15分の事例研究を取り入れるだけで、会議や研修の効果を高めることができるとしたら、実施してみたいとお思いにならないだろうか。たった15分の事例研究が、日本のビジネスを飛躍的に前進させると、私は信じて疑わない。
–本文引用—-

眼科医清澤のコメント:この指摘は鋭いと思います。薬を出して患者さんを返すことが、患者さんを癒すという目的にすり替わることの無いようにしたいものです。

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