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2015年7月26日

6824:世界初のマラリアワクチン 各国で実用化の可能性

世界初のマラリアワクチン 各国で実用化の可能性(07/25 23:13)

 マラリアの世界初のワクチンが各国で利用できる可能性が出てきました。

 EU(ヨーロッパ連合)の当局は24日、世界初のマラリアワクチンの利用を推奨する見解を発表しました。この推奨を受けてWHO(世界保健機関)がワクチンの評価を行い、最終的に各国が承認すれば利用できるようになります。マラリアに感染して命を落とす人は年間約65万人です。特に子どもの犠牲が多く、1分に1人の命が奪われています。このためワクチンは、特にマラリアの死者が多いアフリカでの感染予防に期待が集まっています。ワクチンを開発したのはイギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」で、マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ夫妻の財団が2億ドル(約250億円)の資金協力を行ったということです。

清澤のコメント:
マラリアは蚊に刺されて感染する原虫による感染症で、観血的な発熱を特徴とします。その治療にはキニーネが使われていましたが、ワクチンが今まで存在しなかったというのはむしろ驚きです。
グラクソ・スミス・クライン社は私も眼瞼痙攣の治療に使っているボトックスの日本国内での流通を担当している企業で、国際的に大きな会社です。

■熱帯熱マラリアと眼所見(http://www.amda.or.jp/contents/database/db1.htmlから短縮転載)
熱帯熱マラリア成人例の眼所見QJM. 1998 Dec;91(12):845-52.
Ophthalmoscopic abnormalities in adults with falciparum malaria.
Kochar DK, Shubhakaran, Kumawat BL, Thanvi I, Joshi A, Vyas SP.
Department of Medicine, SP Medical College, Bikaner, India.

◎熱帯熱マラリア falciparum malaria の424名の成人について調査した。
○3群に分類した (注1):
I群 脳マラリア 214症例;
II群 重症マラリア (脳マラリアではない) 58症例;
III群 合併症のない例 152症例。

眼底検査は、入院日から退院まで毎日実施。
○検眼鏡的異常:
網膜出血 40症例 (9.43%) (I群 25, II群 10, III群 5);
うっ血乳頭 I群17例 (7.94%) III群 2例;
視神経乳頭辺縁不明瞭 I群 25例 (11.68%) II群 7例;
網膜浮腫 I群 6例 (2.80%) II群 5例;
視神経乳頭蒼白化 I群 5例;
硝子体出血 I群 1例;
硬性白斑 I群 1例。

網膜出血はIII群に比べて I群, II群 で有意に多く見られ (p < 0.01)、特に I群, II群の高度貧血合併例で多かった (p < 0.001)。 脳マラリア患者(I群)に見られるうっ血乳頭所見は II群より有意に多かった (p < 0.001)。視神経乳頭蒼白化を来たした脳マラリア患者は有意に死亡率が高かったが (p < 0.05)、他所見については死亡率との相関はなかった。 脚注:imagesP90U700I
この論文の著者の所属する大学があるBikanerはインドにある砂漠とラクダの町で、ニューデリーの西方400キロあたりにあるらしいです。

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