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2015年7月20日

6802:植物プランクトンの眼

無題微生物学: 植物プランクトンの眼 Nature 523, 7559 2015年7月9日

ocelloidの成り立ち。角膜に似た構造(”cornea”)はミトコンドリア(mitochondria)に、網膜構造(retinal body)は色素体(plastid)に由来する。

Credit: Greg Gavelis

渦鞭毛藻類ワルノヴィア科に属する単細胞性植物プランクトンは、原生生物界で見られる驚くべき多様性の代表例である。これらの生物は、単一細胞の中に、眼の角膜やレンズ、網膜に似た構造を備えた複雑な「ocelloid(単眼型眼点)」を持っている。今回G Gavelisたちは、日本沖およびカナダ沖の海水から単離した渦鞭毛藻類のErythropsidinium属、Warnowia属、Nematodinium属の各1種において、単一細胞小器官ゲノム解析法を用い、ocelloidの進化的起源を調べた。その結果、ocelloidは既存の全く起源の異なる複数の細胞小器官から作られることが明らかになった。角膜はミトコンドリア由来であり、網膜構造は、二次的な内部共生を起源とする色素体の網状ネットワークでできている。

Letter p.204


Video: Single-celled sniper uses one eye to hunt

清澤のコメント:見つけることが出来た上の記事に関連しそうな動画です。

生きた世界でも、これは最も興奮を呼ぶ眼である。100年前に或る生物学者がこれを発表したときは誰も信じなかった。いま、この目を持つ生物は見えない餌を偏光した光でとらえる。Erythropsidiniumという単細胞で神経も脳もない生物がである。Fernando Gómez (University of São Paulo, Brazil)は、それが出来ると思っている。“Erythropsidinium は狙撃手であると彼は新科学者でのべた。それは餌を待ち、現れたらそれをとらえる。

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