お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2015年7月4日

6740 ギリシャ人たちが危機に陥っているのは、彼らが怠け者だからではない:の記事

TKY201005020334(この記事は、上の図の様にはならないという予想を提示する意見の表明記事です)

ギリシャ人たちが危機に陥っているのは、彼らが怠け者で借金を踏み倒す連中だからだ、というのは正しいか?(http://blog.livedoor.jp/stellaford/)

【清澤のコメント:この著者は米国ボストンの有名な記者なのですが、どうもこの記者はギリシャがデフォルトになってECから離れることになってもそれは米国や世界にとって恐れる程の事ではないと、ギリシャの国民投票後を見ているようです。今までのこの件に関する発言者の多くが金融界にいる人々であり、少しでも融資を回収しようとするので、国民投票がノーの結果にならず、少しずつでも回収を増やしたいという立場が言わせている発言であると言いたいようです。】

 結局のところ、彼らは1年に10カ月間しか働かず、14カ月分の支払いを受け取っている。25歳で引退し、カフェにたむろしてウーゾ(アニスの香りがするギリシャの蒸留酒)をあおっている。ドイツからの施しで生活し、税金をごまかす。欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)のトロイカが繰り返し支援しようとしたが、彼らは聞く耳をもたない。そして今や、極端なリベラルに走り、借り入れたカネをびた一文返そうとしない。

 それは正しいか? 全く正しくない。

 ギリシャ危機について皆さんが教えられているほとんどあらゆるものは、完全なたわごとである。以下はその理由だ。(:という記事が有ります。短縮して採録してみます。)

 1.ギリシャ人は既に要請されている以上に緊縮している。

 2.本当の問題はトロイカの薬が効かなかったということだ。
ギリシャ政府が債務を削減する間、経済は一段と縮小しただけだった。(清澤注:トロイカ:ギリシャの財政再建を支援・監視している3組織の欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)は通称「トロイカ」と呼ばれる。)

 3.引用される「専門家」の発言は、皆バイアスがかかっている。
彼らはおおむね金融部門で働いている。

 4.ギリシャは既に破局している。
国内総生産(GDP)は8年間で25%減少した。輸入は40%減少した。公式の失業率は25%だ。それは既に発生している。

 5.国というものは、財政緊縮でマネーを「創出」できない。
ある国が増税ないし支出削減しても、全体としてマネーを創出しない。それは、一つの手から別の手にマネーが移動するだけだ。(清澤注:この意見は卓見かもしれないです。)

 6.本当は、ギリシャのドラクマ再導入は極めて容易だ。
この種の措置は以前にも実行されたことがある。

 7.本当は、ユーロ無しでもギリシャはやっていける。英国がそうだし、ポーランドがそうだし、スカンジナビア諸国がそうだ。

 8.ギリシャだけがこの危機の原因だったのではない。非は「ダボスの寵児たち」にある。彼らはお気に入りの「ユーロ」構想を誰にでも売り込んだ。その中にはユーロは不釣り合いなギリシャなどの国も含まれていた。これが過去10年間の膨大な債務バブルを膨らませる一因になった。

(清澤注:ダボスの寵児、この単語は「ECの指導者たち」の事でしょうけれど、それが具体的に誰を注すのかは見つけられませんでした。ネット上の日本語記事では、この記事しか出てきません。)

 9.パニックになるな。今回のギリシャ危機は他の世界にとって大きな問題にならないはずだ。ギリシャ経済の規模は米アラバマ州のそれと同じくらいだ。

 10.トロイカの提案する「治療薬」は無意味だ。
これらはどれも100万人規模の人々を職に復帰させ、カネを稼がせ、消費させるのに全く助けにならない。

(筆者のブレット・アレンズはマーケットウォッチのコラムニスト)

原文:Opinion: 10 things they’re not telling you about the Greek crisis

Categorised in: 未分類