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2015年7月2日

6731 プエルトリコがデフォルトで金融市場に不安が広がる恐れ

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プエルトリコがデフォルトで金融市場に不安が広がる恐れ;
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筆者 鳥羽賢 | 06/30/2015 – 18:08

眼科医清澤のコメント:かつてカリフォルニア州の群が破産したという話題が有りましたが、今度はカリブ海に浮かぶ米国の自治区プエルトリコが破産したようです。(追って野ニュースではデフォルト回避とも報じられてます。)経済学者ガルブレイスが著書の中で、プエルトリコが米国に属したことで、わずかな航空運賃だけで、プエルトリコの住民が米国に労働者として移動で来るようになって、この国が富むことになったと記載していましたが、今度ばかりはという事のようです。
 この記事によれば、プエルトリコ政府の債券は種々の税制上の優遇を受けていたことから、米国内の多くのファンドが組み込んでいて、その影響は、ギリシャ以上に大きいだろうとしています。
 私も1985年ころ一度だけ在米中の年末に訪ねたことが有ります。首都サンファンは港町で有数の観光地。市内にはスペイン風の砦が残っており、片道は航空機で、帰りは飛行機でというツアーがニューヨークなどから多数でていました。

記事引用;
カリブ海のプエルトリコが、29日にデフォルトを宣言した。

 カリブ海にある小さな島であり、アメリカ合衆国の自治区でもあるプエルトリコが、今週になってデフォルトを宣言した。プエルトリコの債券はアメリカ国内のファンドの多くがポートフォリオに入れていると言われ、今後金融市場に不安が広がる恐れが出てきた。

原油高などで経済的苦境に

 プエルトリコという土地は、政治的な意味でかなり特殊である。アメリカ合衆国の一部だが、自治権が認められている自治区でもある。プエルトリコ市民はアメリカの市民権は持っているが、税制は別であり米議会に対する選挙権も与えられていない。さらに野球のWBCにおいて「アメリカ代表」と別に「プエルトリコ代表」が出場していることから、アメリカの一部とはいえ50州とはかなり違う位置づけであることが分かる。

 プエルトリコはリーマンショック以前まではなんとかやっていけたものの、リーマンショックの頃から経済的にかなり苦しくなってきた。その理由としては1990年代以前に国を支えていた外資の導入政策を、外資への税制優遇措置を少しずつ撤廃することによって自ら放棄したこと。そして最近の原油高傾向のために、原油を輸入するプエルトリコはかなり負担が増えていたことなどがある。

 経済の悪化は財政的な悪化につながり、ここ1~2年は常にデフォルトの噂が市場に流れていた。そして今週29日になり、700億ドル(約8兆6000億円)の債務が返済できないことから、事実上のデフォルトを宣言することとなった。

 現在ヨーロッパではギリシャ危機が続いているが、ギリシャはヨーロッパにあるためアメリカにはそれほど影響はないと思われていた。しかしプエルトリコのデフォルトは、アメリカに大きく影響してくる。

 それはなぜか?アメリカのファンドなどの多くが、プエルトリコ発行の国債など債券をポートフォリオに入れているからだ。そしてその理由は、税制面で優遇されていることにある。

 アメリカで普通に株式など金融商品を買って利益を出せば、当然連邦と地方の両方の所得税がかかる。しかし地方政府の債券を買って得た利益は、連邦税がかからないというメリットがある。それに対してプエルトリコの債券は、地方税もかからなくさらに優遇されている。この税制優遇措置のために、アメリカの機関投資家でプエルトリコ債に投資している者がかなり多いと言われている。

 このような状態でプエルトリコがデフォルトすると、アメリカの金融市場にパニックが広がる危険性がある。ヨーロッパではギリシャ、アメリカではプエルトリコと、世界の金融市場では2つの爆弾が同時に爆発しそうな気配になってきた。

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