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2015年6月28日

6518:PETによる中枢性視覚障害へのアプローチ 石井賢二先生聴講録

PETによる中枢性視覚障害へのアプローチ

石井賢二 東京都健康長寿研究所

ニューロサイエンス:ダビデとゴリアテの医学的考察
 聖書の物語では石投げの綱付の石で小さなダビデが勝っている。しかし、巨人ゴリアテはいつも盾持ちに先導されていた。だから下垂体線腫か?そして両耳側半盲だったのではないか?などという話も有る。

機能画像は症候学であり病理学である。
当初の画像診断の目的は:ヒステリーを鑑別することであり。病理で検証していた。最近は高次視覚機能障害も対象になる。中枢性視覚障害の理解の拡張が出来る。

○Paul Broca:タンタンしか話せなかった患者はブローカ領域に病変が有った。
純粋失書:失行がF2領域にあり、画像診断は機能を見せることが出来る。
○大きい字と小さな字で同じ形が書けることの不思議。
字を書く機能は;中前頭回にある。

◎PETの基本は:炭素、窒素、酸素、ほかに短寿命核種で標識することにある。
○血流・代謝、神経伝達物質のイメージング、代謝物のイメージングと進化した。
脳は20Wのエネルギーを消費する。その他、アミロイド画像なども画像化できる。
○血流を測る方法についての提示。

◎視野の投射に付いての画像化(マッピング)
○フリッカー刺激だと第一次視覚野のみが活性化し、動画刺激では視覚連合量のV3やV5も活性化される。
○後頭葉梗塞では残存視野と残存皮質は対応している。

◎動きを観ずるのはV5である。
○純粋失読は納涼を含む左後頭葉病変で見られる。
○一過性虚血でおこる後頭葉のラメラールネクロ―シスでは、一見正常な後頭葉なのに、視野欠損が起こる。
○PETでは脳梗塞で今後回復しそうな半盲かどうかもわかる。

◎その指摘は少ないが、パーキンソン病やDLB(レビー小体病)では視覚関連領域の機能低下が有り、視機能の低下も疑われる。

○視放線梗塞では視覚領の糖代謝低下と神経細胞密度低下が見られるほかに、シナプス伝達の亢進も見られる。

◎原発性眼瞼痙攣では視床の代謝亢進が見られる。
○眼瞼痙攣では羞明の有無で代謝パターンが違う。

◎原因不明の視力低下でも視覚領の代謝低下は視力に対応している。

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