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2015年6月22日

6703:子どもを脅かす!夏の怖いウイルス感染症

子どもを脅かす!夏の怖いウイルス感染症 2015年06月22日

「子どもを脅かす!夏の怖いウイルス感染症 お出かけ計画をパーにしないための対策は
東洋経済オンラインから: http://toyokeizai.net/articles/-/73701

眼科医清澤のコメント:
夏の小児感染症3つ(①咽頭結膜熱(プール熱)、②手足口病、③ヘルパンギーナ)が取り上げられていました。目の感染症を中心に採録いたしましたが、前兆なく小児もかかる目のウイルス感染症というと、流行性角結膜炎(EKC)も外せません。

流行性角結膜炎:流行性角結膜炎(EKC:epidemic keratoconjunctivitis)はウイルスで起こる急性の結膜炎のことで、別名「はやり目」ともいわれ、感染力が強い。学校保健安全法上の学校感染症の一つで、感染の恐れがなくなるまで登校禁止。

原因・症状:主にアデノウイルス8型により引き起こされる。以前はプールでうつる夏の病気だったが、近頃では一年中見られるようになった。1~2週間程度の潜伏期の後、発症する。また全例ではないが、耳前リンパ節の腫脹を伴う。

結膜炎
充血し、眼脂(めやに)が出る(ひどいときには「めやに」で目が開かないくらいになる)
片目発症後、4~5日後に反対側の目も発症する場合が多い
涙目になったり、まぶたがはれることもある
視力が少し低下する場合がある
症状が重くなると、耳前リンパ節が腫れて触ると痛みを伴う
症状が強い人の場合は、まぶたの裏の結膜に白い膜ができ、眼球の結膜に癒着をおこす
症状が治まるまで約2~3週間かかる

角膜炎
透明な角膜に点状の小さな混濁が生じ、眼痛を感じる
眩しさやかすみを感じる
視力障害を感じることもある
黒目の表面がすりむける角膜びらんを伴い、目がゴロゴロしたり、眼痛がひどくなる
症状が数ヶ月~丸一年に及ぶこともある

それかと思ったらすぐに眼科受診をお勧めします。しかし、大きな病院ではむしろ他の患者への院内感染を恐れますから、「薬を出すから、1週間は来ないで」などと追い払われることもあります。この間に角膜病変が悪化したりすることもありますから、視力低下などがあれば、繰り返し受診することをお勧めします。感染症ですから、登校停止にされた高校生や大学生が映画やゲームセンターに出かけるなどという行為は言語道断です。

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楽しい旅行計画をパーにしないために、今からできる対策とは(写真:YOU/PIXTA)

(以下が記事の要約)
夏は休みも多く、お出かけが楽しみな時期。夏はこの時期特有のウイルスが蔓延します。事前の対策として「夏のウイルス感染症とその予防法」について。代表的なウイルス感染症3つとその対処法

①咽頭結膜熱(プール熱)

アデノウイルスが原因で起こります。プールの水を介しての感染が多いことから、プール熱とも呼ばれています。

39~40℃の高熱、のどの痛み、目の症状(充血、眼痛、目やになど)が出ます。リンパ節が腫れることもありますが、症状は1週間程度で治まります。まれに重症肺炎を合併することがあります。

感染経路はせきやくしゃみによる飛沫感染のほか、タオルなど物を介して接触感染することもあるので、プールに入った後はシャワーをしっかり浴び、特に目はしっかり洗うようにすること。また、タオルはほかの子と共有せず、洗濯物はしっかり乾かしましょう。

②手足口病

その名のとおり、口の中・手・足を中心に水泡状の発疹ができる急性のウイルス感染症です。発疹のほかに38℃以下の発熱や食欲不振、のどの痛みなどが見られますが、一般に軽症で、3~7日で治まります。感染者は5歳以下の乳幼児が大半です。重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎があります。

③ヘルパンギーナ

突然の高熱と喉の奥に水泡ができるウイルス性疾患で、夏かぜの一種です。38℃以上の突然の発熱の後、口の中や喉の奥に水泡ができ、強い痛みも伴います。その後、2~4日で解熱し、7日程度で治ります。合併症としては、熱性けいれんや、まれに髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。

【夏の感染症の予防法】
これら夏のウイルス感染症には、ワクチンや予防薬、特効薬はありません。なので、感染しないようにするには、まずは基本の手洗い・うがいをしっかりすることです。

◎もし夏の感染症にかかってしまったら?

熱や発疹など不調があらわれたら、まずは近くの小児科や耳鼻咽喉科へ行ってみましょう。これら夏の感染症がみるみるよくなる特効薬は存在しませんが、病院に行けば解熱剤や鼻水・せきなどを和らげてあげるお薬を処方してくれますし、中耳炎などが併発していないかなども、みてもらえます。また、脱水症状を起こさないように、こまめに水分補給をしましょう。

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