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2015年6月22日

6698 乱視のお話 梶田正義先生

6698:乱視のお話 梶田正義先生
眼内レンズなどの学会(JACRS)のモーニングレクチャーですが演題は乱視でした。

強主経線が直なのが直乱視、
斜乱視もある

乱視には中央のみに乱視がある中央乱視と、角膜の周辺まで乱視が広がる輪部-輪部乱視とがある。
中央乱視では散瞳すると乱視が自覚されないのが特徴。
組み合わせで近視性複乱視、などの名称がある。

直乱視のイメージは、、、
ボケ像が眼内の調節を誘発する。
このボケ像も許容できれば偽調節という事ででよいが、調節が眼精疲労の原因と対応が必要となります。

この眼内の調節を記録したのがFk-Mapです
ACC-tonic(これは調節緊張のFk-Mapです:梶田先生のホームページから借用)Fk-Map参照:

○74歳女性:目の奥の痛み、時々針で刺したような痛み。毛様体の震え。0,05%サイプレジンで治療し、眼鏡処方へで解決

○67歳女性:毛様体筋の疲れ。0,01%アトロピンで眼鏡調整へで解決

○89歳10年前の白内障手術、今は眼瞼痙攣も伴う

◎カメラと目の違いはフィルムと網膜の差である。
構造を見ても網膜像はそれほど良い画像で有るはずがない。
網膜は中心部しかはっきりとは見えてはいない。
中心のみはっきりしているが、脳でボケ像をクリアに感じさせるから傍中心窩のボケは気にならない。

実験;名刺大の中央のみにピントが合った視標を片目で40センチの距離で見つめると、瞬間的に周りのボケが感じられなくなる。(清澤注:この実験には感動しました。)

許容量を超えたボケ像は調節を誘発して、眼精疲労の原因になる。
だから眼鏡レンズでは乱視は中央のみを合わせても見ていられる。
ハードコンタクトレンズは涙液を含めて、調節の誘発が少なくてよい。
ソフトコンタクトレンズ、:乱視軸の安定性が問題である。
眼内レンズ:中央乱視には対応できない。遠近両用にも対応できる。

どの程度、乱視を矯正するとよいのかが患者個々人によって違う
直乱視が楽としてよいのか?:直乱視では瞼を細めたときに遠方が見やすいという特徴がある。

○眼表面に原因を見いだせない眼痛の場合、0,05%サイプレジンをつけてみて痛みが止まるかどうか?を見たらよい。7割は毛様体が原因の痛みであり、それがが消えるかもしれない。

◎次の演題は:三好輝行先生の「テクニスト―リックを回転させない工夫」というお話でした。260例の経験だそうです。
 
基準点マーキング方法。
鋭針でピオクタニンマーク、座位で行う、
レンズは保温する、室温でさます。
術後軸の回旋は?
角膜の後ろの後面乱視は少ない。表面は直乱視。全乱視は前面乱視より少し少ない。
直乱視は低矯正を目指す。
1度のズレで3,3%。乱視矯正効果が減る。
30度ずれたら乱視矯正効果は消える。
レンズの後ろに残る粘弾性物質をフラッシュする。
時計回りに5度進めておく。
等の工夫がある。:との事でした。

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