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2015年6月12日

6664 点眼薬マスターブック(眼科ケア2015夏季増刊)が届きました。

detail_5840清澤眼科の質問箱に次の質問が入り、答えを投稿しました。

Q:もうすぐ5歳になる娘の視力が右0.7、左1.2と言われました。遠視、乱視が隠れている可能性があるため、アトレフ検査を行うことになり、1%アトロピン点眼を1週間、朝夕点眼するように言われました。 質問が2つあります。

1.0.7なら眼鏡をかけなくてもアイパッチをつけて視力を出せそうな気がするのですが・・・。母親の私が子供の頃弱視で、4才から眼鏡をかけています。できるなら、めがねを一生かけるという同じ思いはさせたくないのです。
答:0.7は矯正視力であって裸眼視力ではないのでしょう。だから正しい遠視用眼鏡をかけて訓練を始める必要あり。7歳では弱視治療には手遅れです。

2.アトレフ検査にアトロピン点眼を1週間もつける必要があるのでしょうか。まぶしくてよく見えないため、幼稚園にいけないのでは、と心配です。
お忙しいところ、恐縮ですが、解答を頂けたらとてもありがたく存じます。
答:お答えします。このような苦情がいやなので、私はミドリンレフだけを自分の医院で行い、アトロピン点眼は大学で指示してもらいます。弱視眼鏡の決定目的ならミドリンではだめ、サイプレジンも不十分、絶対アトロピンという医師はいます。

さて、こんな場合にもこの本は大いに役立ちます。
第2章3項:
調節麻痺薬の項(147ページ)を見ると
薬      作用発現時間 作用持続時間
アトロピン  30-40分    7-10日
サイプレジン 20分     1-2日
トロピカミド 15-20分   5-8時間
という表も出ています。アトロピンが一番強く、小児の屈折検査や弱視治療時、特に完全矯正屈折を測定するときに使用するとの記載があります。

ーー目次はーーー
疾患別・検査別にすっきり整理!
ケアと患者指導に役立つ 点眼薬マスターブック

点眼薬の知識が広がる・深まる
よく使われる点眼薬を疾患や検査ごとに写真つきの表にし、作用、副作用、禁忌などを掲載。散瞳薬、局所麻酔薬、調節麻痺薬は効果の強い順も表記している。患者指導やコンプライアンス向上の工夫も盛り込み、点眼薬に困っているスタッフがすぐに理解できる一冊。・愛媛県立中央病院 眼科主任部長 山口 昌彦 編

【1章 疾患の治療で使う 点眼薬・眼軟膏】
◆1 ドライアイ
◆2 感染性結膜炎
◆3 アレルギー性結膜炎
◆4 春季カタル
◆5 眼瞼炎
◆6 角膜感染症
◆7 真菌・ヘルペス感染症
◆8 炎症性疾患
◆9 ぶどう膜炎
◆10 眼内炎
◆11 眼精疲労
◆12 白内障
◆13 緑内障

【2章 検査で使う 点眼薬・眼軟膏】
◆1 散瞳薬
◆2 局所麻酔薬
◆3 調節麻痺薬

【3章 これは押さえておきたい 点眼指導の基本と実践】
◆1 点眼薬の基本的な知識
◆2 高齢者への点眼指導
◆3 小児への点眼指導
◆4 ロービジョン者への点眼指導
◆5 眼軟膏点入の患者指導
◆6 スタッフの点眼トラブルの回避と対処

【4章 点眼薬のコンプライアンスをアップさせるさまざまな工夫】
◆1 点眼忘れ・点眼間違いを防ぐための工夫
◆2 点眼薬の管理およびきちんとさしてもらうための工夫
◆3 患者さん別・しっかり点眼してもらうための工夫
◆4 とくに注意が必要な患者さんへの指導の工夫
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