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2015年5月28日

6607:第94回網膜病変談話会の印象記

image第94回網膜病変談話会の印象記
平成27年5月28日18:30-で行われました、後半の京都大学准教授 鈴間潔先生の「糖尿病網膜症と抗VEGF療法」というお話だけに間に合って、このお話を聞いて来ました。

一つ一つ噛み砕いで説明をされ、なぜ現在の標準治療が此処に至ったかがわかる講義でしたが、私には得意な専門領域でもなく、優れた聴講録にはなってはおりません。しかし聞き取れたかと思うところを、それらしく並べて書き出してみます。私も近い将来、硝子体内への抗VEGF抗体の注射も始めようかと考えていますので、この方面ももう少し詳しくしておきたいと思っています。
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糖尿病網膜症に対する治療は、元はレーザー網膜凝固のみだったが、最近は抗VEGFをまず先に使うようになった。レーザーと抗VEGFの併用で、視力はレーザー単独よりも良く上がる。RESTOREという研究があってそこでは抗VEGFだけを用いた場合と、その他の方法を併用した場合の結果を比較している。抗VEGFに比べて抗VEGF+レーザーの方が結果は良くないようで、少し負けている。それは、毛細血管瘤をPCすると、周りにも色素上皮の傷・瘢痕の影響による障害の影響が出るからだろうと思われる。
ノバルティスの作戦は、DMにずっと打ち続けさせるというものであるが、実際にはだんだんに打つ頻度が減ってゆく。テノン腔内へのステロイドも有効だが、これには白内障を増やすなどの欠点もある。
硝子体手術はどうか?、硝子体手術はその効果の出現する過程に関して薬剤以上の多面性がある。しかも最近は細い針でできるなどの利点も出てきている。手術では機械や手技の進歩によって、同じことをしていても、最近の研究の成績の方が結果は良いことが多い。手術ではログマールで0,2程度の改善が得られている。若年であること、網膜に牽引がかかっていること、血糖管理が悪いなど、良い手術効果が出にくいいくつかの要素が知られている。

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