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2015年5月8日

6535:患者が知らない「医療の真実」が文芸春秋に出ています。

無題
文芸春秋 5月号 に、大型企画:患者が知らない「医療の真実」が大きく出ています。駅の売店で購入してみました。

◎私もいままで騙されていた
医学部エリートが病気を作っている
白澤卓二(順天堂大学大学院教授):

 清澤のコメント:「健康診断は無意味、受ける必要は全くない。」というセンセーショナルなご意見ですが、聞くべきところがない訳でもないとは思います。健診での注意点を指摘されて、聞き流せない性格の方も少なくはないでしょうから。「糖分を取り続ければ合併症は進みますが、それは糖分を取り続けたまま薬で治そうとするから。薬を飲んでいればそれでいい、糖尿病は進まないと思わせることが、患者さんを苦しめる要因になっている。」などなど。

◎団塊800万人が後期高齢者に
2025年 医療は間違いなく崩壊する
大島伸一(国立長寿医療研究センター名誉総長)

 清澤のコメント:筆者の大島氏は名古屋大学病院長などの経験者で、「あまりに早い高齢化による変化に対応が遅れている日本の医学界への警鐘を鳴らす。限られた医療資源をいかに配分するのかが、重大な課題。だから病院は急性期治療に専念せよ。」といっています。その主張は確かに私も感ずるところで、この著者は言ってはいませんが、私は国民健康保険が今のような最高級の医療を万民に提供する仕組みではなくて、セーフティーネットとしての意味合いに変わってゆかねばならないのかもしれないと思っています。それよりも先に、国庫が破綻してこの国民皆保険の仕組みがなし崩し的に崩壊する恐れも充分にあります。

○七十五歳から薬の飲み方を変えよう
秋下雅弘(東京大学大学院教授)
清澤のコメント:「高齢になると、飲む薬の種類も量も増えがち、それでも体の調子が良くならないとしたら、それは薬の飲みすぎのせいかもしれない。」:処方する医師がほかの医師の処方しているすべての投薬をしっかり把握して薬を出しているかどうかは、実際にははなはだ疑問。医師に自分の健康をいじくりすぎられないことを考えるのも保身のためには必要かと思います

○「先端医療」は最善の医療ではない
谷口修一(虎の門病院血液内科部長)
 清澤のコメント:眼科は先端医療の指定を受けている施設が最も多い診療科かもしれません。それは「特殊な眼内レンズ」であったり、「前眼部の断層撮影装置」で有ったりもします。それは医療機関に有るに越したことはないでしょう。けれども、保険のカバーする範囲を高価なものに広げてゆこうとする過程で出てきたカテゴリーであって、「最善の医療」ではありません。「先端医療の項目の一つの指定を受けている」との看板を、一般的に「優れた医療を提供できる診療機関」と読み直すのは明らかな誤謬でしょう。

興味の刈る方にはお勧めしたい一巻でした。

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