お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2015年3月28日

6406 「大暴落 サブプライムに潜む罠」:を見直しました。

無題大暴落 サブプライムに潜む罠:を見直しました。 これもHuluの映画です。数週前に通してみたのですが、感想を記録しておこうとざっと見直した次第。WOWOWで放映されたことがある様なのだが、案外、この映画の解説は少なかったようです。

イギリスでもサブプライムローンの社会に残した傷跡は大きい。サブプライムローンが金融界にいた人々と、やや貧しい消費者達に残した傷を指し示している。

数少ない解説のひとつによると、「米国でサブプライムローン問題が発覚する前の07年、ロンドンの金融街シティの金融マンたちもまた、空前の好景気に沸いていた。多くの家庭が 不動産を担保に融資を受ける中、住宅ローンの営業マン、デイヴ(ドミニク・クーパー)は住宅ローンを組み込んだ証券を売りさばき、法外な利益を上げていた。

ある日、昔の同級生で警備員をしていたジム(ジョゼフ・モウル)に出会ったデイヴは住宅ローンの契約を持ちかける。だが1年後、株価のフリーフォール(大暴落)はジムばかりでなく、英国中の人々の生活を一変させる…。

監督・脚本:ドミニク・サヴェージ
製作:デヴィッド・M・トンプソン
撮影:ベン・スミサード ©2009 Origin Pictures

出てくるのは、一年間で人生が大きく変わる三人の男性。(ネタバレ注意)

①金融街のエリート バブルのころのエリートディーラーはみなこんな雰囲気であったか?と思う。昔、世間からうらやましがられていた証券ディーラー達は今どこへ行ったことやら。かつて彼らは机上のマネーを大規模に動かし、肩で風を切って歩いていた。彼は、妻とは離婚し、たまに会う娘ともすれ違う。愛人とも一時のセックスには溺れるが、共に人生を分かち合い暮らすつもりはないから、その愛人も去ってゆく。やがてエリートと見えた地位は、サブプライムショックの到来とともに崩れ去り、オフィスへの立ち入りも差し止められた。かつての部下に、「自分には仕事がすべてだ」と言い張るが、自分の基盤の失墜は解っていて、歩道橋に死す。

②住宅専門のブローカー:初めからいい加減な奴。貧乏に育ち、その親を見返そうと思いつつ育ったらしい。そもそも彼は、社会規範など持ってはいない。2年目から払えなくなるとわかりきったサブプライムの住宅ローンを堅実な暮らしをしている知人を含む多数の人々に売りつける。自宅不動産の暴落を予測し、「馬鹿な奴に」自宅を高値のうちに叩き売る。彼は住宅ローンが駄目になればソーラーシステムをと、無定見におかしなものを今日も売り続ける。今のところ、生活や地位は破綻してはいないが、今後、幸福になれるとは思われない。

③ブローカーの友人で妻子持ちの警備員:身の丈に合った暮らしにしておけば良いものを、郊外の住宅にあこがれて友人であるはずのブローカーの餌食となる。借金の支払いに追われて、昼の勤務に夜勤を重ねて、挙句の果てに管理事務室での居眠りがばれて解雇される。そもそもその住宅ローンの金利は、最初だけは安く住宅モルゲージが組めるが、そのあとの金利は法外で購入した住宅はいずれ不払いから差し押さえられる仕組みになっていた。この人物の不幸はサブプライムローンに関連はしているが、不動産の暴落が無ければ、家を失い、借金が残るという事にはならないですんだ可能性もあるのだろうか?ひどい目にはあったが、この映画の中では唯一ハピーに終わった登場人物である。

社会の仕組みの問題か?個人の欲望の為さしむる技か?

Categorised in: 未分類