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2015年3月1日

6320:東京医科歯科大学の神経内科横田隆徳先生就任パーティー:

6320:東京医科歯科大学の神経内科横田隆徳先生就任パーティー:
東京医科歯科大学の神経内科の教授に横田隆徳先生が就任され、その就任祝賀パーティーが行われたので参加してきました。祝辞その他を要約いたしますと、

 横田先生は当初は電気整理学的な研究を中心に進めておいでで、当時から私も東京都高齢者医療センターのPET研究室の千田道夫先生、石井賢二先生、東京医科歯科大学脳外科の成合直先生などと同じ老人医療センターのPET室での研究をなさっておいででした。そこに通った日々が懐かしく思い出されます。これらの先生方とは、複数の共著論文などもあって(下記1-3)、平成一桁時代からの長いお付き合いなので彼の教授就任に私は殊に感慨深いものがあります。当時からの何事も諦めることなく継続して努力を続けるという彼の姿勢と、そこから得られた成果が認められたのでしょう。

 途中サンディエゴへの留学をきっかけに遺伝子治療方面に研究の方面を広げ、最近では多くの研究費を東京医科歯科大学にも齎しているそうです。この遺伝子治療とか遺伝子診断とかという分野は、今の神経学分野では全くの主流といってよいでしょう。今後も教室員を牽引して患者さんを救うことにつながる良い研究を進めてくれることと期待します。

 当医院(清澤眼科医院)には、ここ5年ほど毎週金曜日午前に医科歯科大学神経内科から神経内科医を派遣していただき、その先生の診察診断に基づいて、重病で本格的な神経内科治療が必要な神経眼科領域の患者さんを医科歯科大学神経内科に紹介させていただいています。その関係がしっかりしているので、相当重傷な患者さんでも、遅滞なく診察と加療を進めていただけています。開業医にはその様な密接な関係が至宝です。

 眼科医院を開業して暫く経ったころ、神経眼科診療を充実させるのは神経内科との密接な連携は不可欠と考えました。そして神経内科医師の派遣を依頼することに思いが至りました。その最初の時に盟友横田先生を研究室に尋ねて、ご相談をどう持って行ったら良いかと話を持ち掛けた日を私は鮮明に覚えています。その後医科歯科大学から派遣された医師は、小林先生、大林先生、喜納先生、飯田先生とその後も連綿と続いています。

 では医科歯科大学神経内科のホームページから、東京医科歯科大学神経内科の概要を引用して紹介いたします。

 東京医科医科大学の神経内科では、脳卒中や認知症の神経疾患に対し、丁寧で正確な診察、高度な技術、最新の医療機器で、最先端の治療を行います

科長 横田 隆徳 -Takanori Yokota-

専門分野 :神経内科学,神経生理学的検査学,遺伝子治療学

研究領域 :神経内科学(特に筋萎縮性側索硬化症,アルツハイマー病などの神経変性疾患と多発性硬化症や自己免疫性ニューロパチーなどの神経免疫疾患),核酸医薬創薬

神経内科は治療法のない稀な慢性疾患を診る科,とよく誤解されていますが,実際は意識障害,けいれん,脳卒中,髄膜炎・脳炎などの急性疾患から,アルツハイマー病などの多くの認知症のように慢性疾患まで広汎な疾患を対象としています.また,頭痛,てんかん,神経感染症,神経免疫疾患などよく治るコモンな疾患が多く,難治性の神経変性疾患も研究や治療法の開発が進展しつつあります。

診療科の概要: アルツハイマー病に代表される認知症や脳梗塞や一過性脳虚血発作といった脳卒中など,超高齢化社会において避けては通れない疾患をはじめとして,筋萎縮性側索硬化症,パーキンソン病といった様々な神経変性疾患,またギラン・バレー症候群,多発性硬化症,筋無力症,多発性筋炎といった神経免疫疾患に対して,最先端の医療を提供します。

取り扱うおもな疾患:アルツハイマー病・レヴィー小体病などの認知症,脳梗塞・脊髄梗塞などの脳脊髄血管障害,頭痛・てんかんなどの機能性疾患,パーキンソン病・脊髄小脳失調症・筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患,多発性硬化症などの脱髄性疾患,脳炎・髄膜炎・脊髄炎などの炎症性疾患,ギラン・バレー症候群・慢性炎症性脱髄性神経根炎・顔面神経麻痺・三叉神経痛・手根管症候群などの末梢神経障害,(重症)筋無力症・多発性筋炎・筋ジストロフィーなどの筋疾患,ミトコンドリア脳筋症・周期性四肢麻痺・表層ヘモジデローシスなどの代謝性疾患,脊髄空洞症などの先天性疾患,その他糖尿病や膠原病に伴う神経障害などを扱います。

おもな診断・治療法:尿・血液検査,神経伝導検査や針筋電図,脳波などの電気生理学検査,神経・筋生検,血液検体からの遺伝子診断,CT/MRIやPET/SPECT(シンチグラフィ)などの画像診断といった最先端の医療技術を駆使して診断します。脳血管障害に対する抗血小板薬や抗凝固薬を用いた治療,経静脈的血栓溶解療法,神経免疫疾患に対するステロイドや免疫抑制剤を用いた内服加療,免疫グロブリン大量静注療法,血漿交換療法,痙縮に対するバクロフェン髄注(ITB) 療法,眼瞼・顔面痙攣や痙性斜頚,痙縮に対するボトックス注射,不随意運動や神経痛に対する薬物治療,抗てんかん薬や抗パーキンソン病薬の薬物調整などを行っています。

診療科における研究テーマ:核酸医薬を用いた神経疾患の解析と遺伝子治療,神経疾患の髄液・血清miRNAプロファイリングの研究,動物モデルを用いた筋萎縮性側索硬化症の病態解明と新規治療法の開発,アルツハイマー病,レヴィー小体病や前頭側頭型認知症などの認知症の病因解明と新規治療法開発,脳神経生理機能の解析による病態生理解明と新しい診断法の開発,神経・胚性幹細胞を用いた脳卒中および神経疾患の再生治療研究,免疫性神経疾患の病態解明と新たな治療法の開発。

清澤の有する横田隆徳先生との共著;
1、Friedreich-like ataxia with retinitis pigmentosa caused by the His101Gln mutation of the alpha-tocopherol transfer protein gene. Yokota T, Shiojiri T, Gotoda T, Arita M, Arai H, Ohga T, Kanda T, Suzuki J, Imai T, Matsumoto H, Harino S, Kiyosawa M, Mizusawa H, Inoue K.Ann Neurol. 1997 Jun;41(6):826-32.

2, Postmortem study of ataxia with retinitis pigmentosa by mutation of the alpha-tocopherol transfer protein gene. Yokota T, Uchihara T, Kumagai J, Shiojiri T, Pang JJ, Arita M, Arai H, Hayashi M, Kiyosawa M, Okeda R, Mizusawa H. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2000;68(4):521-5.

2、Clinicopathological report of retinitis pigmentosa with vitamin E deficiency caused by mutation of the alpha-tocopherol transfer protein gene. Pang J, Kiyosawa M, Seko Y, Yokota T, Harino S, Suzuki J. Jpn J Ophthalmol. 2001, 45(6):672-6.

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