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2015年1月31日

6234:タリウム中毒の眼症状:視神経萎縮

タリウム中毒
タリウム中毒の眼症状 タバンデー他 米国眼科雑誌、1994年(ロンドン) 

要旨

痛みを伴う末梢神経障害、脱毛、知能的な変化、がタリウム中毒の一般的な症状である。重症例では、呼吸不全から死亡することもある。タリウムの視神経毒性には視神経症、眼瞼下垂、白内障、そして眼筋麻痺が含まれる。
44歳の男性が、犯罪によってタリウム中毒になり、神経の典型的な全身症状での発症1月後に眼科で検査された。コントラスト感度の低下、第三色覚異常、視神経黄斑を含む比較暗点を視神経萎縮に先立って示した。(Am J Ophthalmol. 1994 Feb 15;117(2):243-5.
Ophthalmologic features of thallium poisoning.Tabandeh H1, Crowston JG, Thompson GM.)

清澤いコメント:彼らの別の論文では脱毛が診断のカギだとしていました。普段見ることはまずない中毒ですが、タリウム中毒の眼症状で重要なのは視神経萎縮であるようです。仙台の症例が後に失明して盲学校に転じたという話ともよく合います。(画像はウイリアム・ホイトの写真集から借用:急性タリウム中毒の視神経萎縮)

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