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2015年1月18日

6207 「人格疑う言葉」という記事が読売新聞に出ていました

無題読売新聞の「わたしの医見」に次の一文が載っておりました。

人格疑う言葉 x市y区 会社員 58歳

 眼科医院を受診した時のこと。待合室にいると、診察中の医師が看護師に、検査内容を指示しているのが聞こえた。すると、看護師は「先生、フルコースですかぁ」と大声で言った。その時、体に走った戦慄を今も忘れることができない。

 「全種類の検査をするのですか」という趣旨だったのだろう。ただ、その看護師の言い方には、患者を物のように扱う、粗暴さが感じられた。言葉の響きに、その人の人間性が表れる。医療に携わる人は、特に心してほしいと思った。

清澤のコメント:
 今日は一日この記事の事を考えていました。これが、私の医院のことでないことを願います。
 上の記事の事象はほかの患者さんについての「医師の指示」と、「看護師か視能訓練士のその指示受け」なのでしょうけれど。

 状況を考えれば、医師の指示はもしかすると健康診断で視神経乳頭陥凹を指摘されて来院した患者さんに対して、通常の角膜曲率検査、屈折検査、矯正視力視力、眼圧、細隙灯検査、眼底検査だけではなくて、散瞳、視神経乳頭の眼底3次元画像(OCT)+眼底写真(OCTと同日に請求はできませんが、必要なので私は同日に行います)とハンフリー視野までを行って、その日のうちに緑内障であるかどうか?の結論まで出して説明しようという意図だったのかもしれません。
 
 単に無神経な印象を与えるよろしくないキャラクターの職員であったのか?、あるいは、「そこまで全部を同日にするのは面倒だ。」とか、「今日の混みようでそのすべてをするのは困難なのに」と医師に対する批判的な響きが含まれていたという事か? そうであれば、医師としては職員に理想の診療を妨げられる訳ですから、さらに大問題です。

 脇でその復唱を聞いてこのように不快に感じる人がいるという事は覚えておくべきことだと思いました。言葉そのものではなく、思いやりが感じられないという点を問題にしているのですけれど。本日月曜日の始業前の朝礼では、この件を皆に伝えました。

 さて、私は受付や視力検査をする職員には、作業として仕事をするのではなく、自立した医療従事者として「患者さんの今日の訴え」を私に伝えるつもりで問診紙を読み、さらに聞き取り、メモを付して医師に回してくれることを要求しています。受付と視力測定の段階で医院の診療は始まっているのです。医師の診療に来てから、患者さんに「コンタクト処方も一緒に頼みたかったのですが?」という様な事を言わせるようでは、当医院の検査員としては失格です。

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 私の診療所では私の出す追加指示は私の隣にいる事務員の手で指示カードがカルテ表紙に挟まれて、検査室には「追加検査をお願いします。」とだけ言って、回される仕組みを構築しています。

 「職員の緊張感」が診療上の間違いをなくすためには、絶対に必要です。しかし、効率化もそれが過ぎると「気が付いたら会計窓口の前に立たされていた」という患者さんからの印象になりますから、「ほんわかとした情緒」も院内には同時に大変必要な要素です。

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