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2015年1月17日

6201:スイス中央銀行の対ユーロでのスイスフランの上限撤廃:に関連して

6201:スイス中央銀行の対ユーロでのスイスフランの上限撤廃:に関連して
 スイス中央銀行が今まで明言していた対ユーロでのスイスフランの上限を撤廃したという事が大きな波紋を投げかけている模様です。その辺のネット記事を読み解いてみましょう。

 まず、安全通貨として買われてきたスイスフランでしたが、スイスフランばかりが強いと、スイスの時計製造業界などスイスの国内にある産業界では輸出がしにくくなるという不満を持っていたようです。そんなこともあってスイス中央銀行は一定以上スイスフランが強くなるとスイス中央銀行がいくらでもスイスフランを売ると明言していたようです。

 それを見て、スイスフランがこれ以上強くなることはないと読んだ欲張りな人々が多くのスイスフランを先物市場で空売りに掛かっていたようです。ところが、今回のスイス中央銀行の行動によってスイスフランの価値が2割も急騰したため、FXでスイスフランを売っていた世界中の顧客の資金が焦げ付き、返済不能になってしまったという事のようです。

 これが一部の欲張りな顧客の損にとどまればよいのですが、売買を仲介していたFX会社はこの事態に直面して如何に反対売買でそれ以上の損の拡大を止めたとしても、それ迄に生じた損を被ることになります。破綻した投資家にその損を返済する資金がないとなれば、それを仲介しているFX会社も破綻します。そうすると、無関係で健全な取引をしていた投資家の資金も保全されないという事態が起きつつある模様です。そうなってくれば、銀行などの金融機関を巻き込んで、信用不安の連鎖が始まります。

 さらに東欧の国々での借金は、潜在的に強い傾向を持つスイスフラン建てになっていましたから、今回のスイスフラン暴騰で2割も借財が増えるという事態が将来されたようです。これも従来から危ぶまれてきた東欧諸国の経済を直撃する要因であるようです。

 という訳で、原油価格や金価格も含めて、今後の世界経済の動きには、さらに注目という所です。
 

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