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2014年12月7日

6096 医療安全管理義務化の概要(藤田浩司先生)を聞きました

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本日は第45回東京都眼科医会研修会で講師 東京都眼科医会医療対策部常任理事 藤田浩司先生の「あなたの診療所は大丈夫!?」立入調査を見据えた安全管理対策(医療安全管理義務化の概要)というお話を伺ってきました。

(上図:医療安全管理職員講習には、研修日時、出席者、研修項目の記載が必要です。)

医療法で平成19年から無床診療所にも医療安全の義務化がなされました。
①医療安全の確保、②院内感染対策、③医療品安全確保、④医療機器安全確保について指針等の作成とその実施が義務付けられました。
日本医師会の雛形「無床診療所モデル」は下記にあります。
「医療安全管理指針」https://www.med.or.jp/nichikara/anzen.pdf の13ページ以降
「院内感染対策指針」https://www.med.or.jp/anzen/manual/kansenshishin.pdf 後半部分

1、管理項目
(1)策定すべき指針等
①医療安全管理指針
②院内感染対策指針
③医薬品業務手順書
④医療機器保守点検計画

(2)確保すべき体制
①②③④責任者の設置、配置

(3)職員研修(または外部講習会受講でも可)

(4)記録が求められる。
①研修日時、出席者、研修項目
②事故報告書
③定期的確認と記録
④保守点検計画に基づく実施状況、使用状況、修理状況、購入状況の記録

2、安全管理分野ごとの対策
(1)医療安全の確保
①「医療安全管理指針」の策定
②医療安全管理員会の設置は任意
③安全管理のための職員研修実施 年2回、記録、
④事故報告など

(2)院内感染対策として義務付けられている内容
①「院内感染対策指針」策定
②任意
③研修の実施と記録
④感染症発生状況報告など

(3)医薬品の安全管理体制
①医薬品安全管理者の位置
②医薬品業務手順書作成
③研修
④業務実施と記録
⑤情報収集

(4)医療機器の保守点検・安全使用に関する体制
①医療機器安全管理者の配置
②医療機器の情報収集
③医療機器保守点検計画の作成と実施
④研修の実施と記録

清澤のコメント:
機械が不調で当日撮りたい眼底写真が撮れないなどの事態は診療所として誠によろしくありません。予め各機械の責任者を決めておき、使わなくても定期的に電源を入れて作動テストをしておく必要があります。そうすることで責任の所在が明確になり、そのような不祥事が減るでしょう。保守点検は機械業者に請け負わせることも可能とのことでしたが、それも只ではないでしょう。その点でも大変参考になるお話でした。

座長先生は、このような事に各医師が無駄な時間をかけないで、モデルを探した上で、その表紙に自分の医院のなまえをつけたもの4種を一部ずつ印刷してファイルしておけばよろしいというスタンスでした。しかし、その過程で作業としては何が必要かも見えてくると思いました。しかしその記録などの作業を実際に行うことや、自分がなってもよいのですが、責任者の決定や任命はあらかじめしておくことも必要です。

その場合でも講習会などの参加者と日時の記録が必要です。
場合によっては、印刷してあるはずである各指針の提示と、記録しておくことになっている内容の提示を求められる恐れがあります。
そこで、会長の要請で、演者の藤田先生が最も短いバージョンで開業の無床眼科診療所用にモデルを作って、東京都眼科医会のHPに掲載してくださるそうです。楽しみにお待ちしましょう。

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