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2014年11月30日

6071 旧日本軍が中国に遺棄…化学兵器の処理施設完成

1_煙突‘(チチハルで被害をもたらした化学毒剤缶(写真は、中国、中国新聞社)

旧日本軍が中国に遺棄…化学兵器の処理施設完成 2014年11月30日 19時41分

中国吉林省敦化市に完成した遺棄化学兵器の廃棄処理施設(11月29日撮影、内閣府提供)

【敦化(中国吉林省)=蒔田一彦】旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器を無害化して廃棄する処理施設が吉林省敦化市ハルバ嶺に完成し、30日、開始式が行われた。中国で最多の30~40万発が残っていると推定されるハルバ嶺の遺棄兵器処理がスタートする。

 開始式は日中両政府の担当者らが出席して非公開で行われた。終了後、取材に応じた内閣府遺棄化学兵器処理担当室の高橋憲一室長は「一つの大きな節目を迎えることができた。2022年の廃棄完了を目標に、3年以内に具体的な廃棄計画をつくりたい」と話した。

 日本政府は1990年代から遺棄化学兵器の調査を始めたが、事業委託を受けた企業による詐欺事件などの影響で計画が遅れ、廃棄完了の目標時期も延長されてきた。中国では、遺棄兵器に触れて死傷する事故が度々発生しており、廃棄処理の遅れに対する不満は大きい。30日の新華社電は、「廃棄作業の加速と一日も早い全面廃棄を日本に促す」と伝えた。

 同室によれば、日本政府はこれまで約1400億円を投入し、中国内約50か所で約5万発を回収、約3万7000発を処理した。2014年11月30日 19時41分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

注1)処理事業に絡んで商社会社から社団法人幹部に裏金が流れたことで脱税で立件された山田洋行事件や政府に人件費の水増し請求をしてコンサルタント会社幹部が詐欺で立件されたPCI事件が発覚し、有罪判決が確定している。
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遺棄化学兵器問題とは

wikipediaより
遺棄化学兵器問題(いきかがくへいきもんだい)とは、他国領域に遺棄されたとされる化学兵器(毒ガス)の処理に関する国際問題である。化学兵器禁止条約の成立により、同意なく他国領域に遺棄した化学兵器の処理が、遺棄国に義務付けられている。遺棄の事実や処理事業の運営を巡って問題となっているものがある。

注2)旧日本軍が保有していた化学兵器
種類: 日本軍名称: 化学物質
びらん剤 きい剤 マスタード、ルイサイト
窒息剤 あお剤 ホスゲン
血液剤 ちゃ剤 シアン化水素
くしゃみ剤(嘔吐剤)
あか剤 ジフェニルシアノアルシン、ジフェニルクロロアルシン
催涙剤 みどり剤 クロロアセトフェノン
発煙剤 しろ剤(あお剤と混合して使用)
トリクロロアルシン

現存する旧日本軍の化学兵器には、「きい剤」(びらん剤)・「あか剤」(くしゃみ剤)・「みどり剤」(催涙剤)ほかが含まれている。ヒ素を含む化学剤があるため、処理に特別な配慮が必要とされる。形態には化学砲弾のほか、発煙筒式のものや保管用のドラム缶入りのものなどがある。「きい剤」または「あか剤」の化学砲弾が多くを占めると推定されている。

注3)中国に残る埋没化学兵器は日本軍によって遺棄されたのではなく、終戦時の武装解除に伴い中国軍やソ連軍に引き渡され、その後に中国側によって埋没されたものではないかとの指摘がある。これについて日本政府は、旧日本軍の化学兵器であると判明したものについては、中国側が残置に同意していた明確な根拠がない限り、条約上の処理義務を負うものとの政府参考人による国会答弁を行っている。

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