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2014年11月28日

6064 緑内障配合点眼剤の使い方 本庄恵先生:を聞きました

無題
後援の参天製薬から:
2015年はスギ花粉の飛散は多い。
アレジオン点眼液の処方が12月から14日分を超えて可能となります。(実は2瓶で切られたことも、意識して1瓶にした覚えもなかったのですけれど。)
2014年12月からアレジオン点眼液0,05%がホウ酸を用いたBAKフリー(保存料としてのベンザルコニウムを含まない製剤)になります。この結果、コンタクトレンズとの併用禁忌などに関する注意点が無くなるとのことです。

本庄恵先生の講演
東京都健康長寿医療センターは65歳以上を対象とする。
緑内障は生涯にわたっての加療を要する疾患である。

① 高齢者におけるOCTと視機能の対応。眼圧、視野、認知低下が絡む。
高齢者でも眼圧は測れるが、視野は難しい。
ハンフリーは30-2よりも高齢者では10-2のほうが正しく測れる。
RNFL(網膜神経線維層)とGCC(神経節細胞複合体)は30-2視野では対応しにくいが、10-2視野の範囲では対応している。
ハンフリー10-2は中心20度、30-2は60度相当である。
その測定範囲は37型テレビを140センチ離れてみた視角にあたる。
高齢者では緑内障診断に視野検査は役に立ちにくい。
高齢者の網膜は薄く、若い時から薄い人はさらに薄くなるはず。

②落屑緑内障の視野は進行しやすい PEは―1,6.PACGは―0,5、NTGは―0,3dB/年である。
篩状版もPEでは正常の3分の一と薄い。

③認知と視野
MOCA-Jという軽度の認知症を評価するテストがある。
これに引っかかるような人にはスタンダードよりもシータファストがよい。
中心窩閾値が低い。

2)薬物療法
一剤で20%以上眼圧を下げられるのはプロスタグランジン系のみである。
目標眼圧を立てるが、眼圧の日内変動があり、7割の症例は診療時間外に眼圧が高いなど話は複雑。
効果はβブロッカー>CAI>α2の順である

今回発売されるタプコムはPGとβブロッカーであるが、1+1が2の効果を持つ薬剤である。

現在βブロッカーの入らない配合剤はない。
今後は複数の成分の入ったものに拡大してゆくだろう。

また今後ROCK阻害剤が出てくる。これは今までにない主経路に効く薬である。
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清澤のコメント:

わたくしには3剤以外の薬をいつどこで載せるのが最善なのかがまだよくわかりません。特異な先生に聞きながら処方を調整しています。

また老人の軽い認知症を評価するMOCA-Jというテストに興味が引かれます。

(調べてみたら、http://www.mocatest.org/pdf_files/instructions/moca-instructions-japanese_2010.pdf ここにあります。モントリオール・コグニティブ・アセスメントなのですね。)

 老人が長い視野検査に耐えられないという話には共感いたします。ハンフリー10-2ができればそれもよいですが、励ましながらできるので、GPもスクリーニング目的なら良いと思います。

無題タプコム点眼液(タプロスとβ遮断薬の合剤)が今回発売だそうです。
本日渡されたその宣伝パンフレットを見ると、
1、一日一回点眼でタプロス点眼液に勝る眼圧下降効果がある。
2、タプロス+チモプトール併用群に劣らない眼圧下降効果。
3、チモルトールXE点眼と同程度の房水内チモロール移行性
4、国内臨床試験の副作用は24,8%
という事でした。

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