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2014年11月21日

6337 オルソケラソロジー 未成年の使用の是非

オルソケラソロジー 未成年の使用の是非(日刊!目のニュース 2014年11月19日 17:00)

オルソケラソロジーは先日の臨床眼科学会でも注目を集めましたが、小児に対するその使用に関する議論のあらましを記載した優れた記事が「日刊!目のニュース」に出ていると、そのレンズの製造会社であるユニバーサルビュー社のWさんがファックスでこの記事の存在を教えてくださいました。確かにわかりやすい記事であると思いますのでこのブログにも採録しておきます。

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オルソケラソロジーのガイドライン
2009年、日本コンタクトレンズ学会が発表したオルソケラトロジー・ガイドラインでは、オルソケラソロジーの適応は20歳以上となっています。
オルソケラソロジー
理由は「患者本人の十分な判断と同意を求めることが可能で、
親権者の関与を必要としないという趣旨」とされています。

しかし、医師の裁量権で未成年にオルソケラソロジーを行う眼科医は存在します。

2009年以降のオルソケラソロジーの評価
2011年から2012年にかけて、筑波大学が、オルソケラトロジーが小児期の近視進行を抑制する効果を有することを明らかにしています。これは二つの英文雑誌にまとめられています。

オルソケラソロジー群は眼鏡コントロール群と比較して眼軸身長が有意に小さく、その効果は年々減弱していきました。

さらに、慶応大学主導でガイドラインの改定を目指した臨床試験も実施中です。

臨床試験概要
試験名は、未成年者を対象とした「ブレスオーコレクト(R)」を用いたオルソケラトロジー療法に対する多施設共同臨床研究。

目的は近視及び近視性乱視の未成年者を対象に、ブレスオーコレクト(R)を就寝時装用させ、脱後の裸眼視力を改善させる「オルソケラトロジー療法」に関する安全性及び有効性を確認する。

有効性の主要評価項目はコンタクトレンズを非装用時の裸眼視力、安全性の主要評価項目は角膜内皮細胞密度減少率。

実施責任組織は慶応義塾大学、共同実施組織は愛媛大学、京都府立大学、ユニバーサルビュー社(ブレスオーコレクト(R)の発売元)

2014年11月6日現在、目標参加者数15名の登録は終了し、効果観察中とのこと。中間報告が2014年11月14日の臨床眼科学会で報告されています。

今、未成年のオルソケラソロジーを検討されている方が、医師を選択する際には、厚生労働省認証オルソケラトロジーレンズに関する講習会(販売会社主催)と学会主催のオルソケラソロジー講習会を受講している医師を選択することは最低限の条件です。

危険性も十分情報を与えてくれることも医師を選択する際に必要なこととなります。

(画像はイメージです)

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