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2014年11月19日

6031:期限の切れた点眼液の使用はなぜいけないのでしょうか?

6031:期限の切れた点眼液の使用はなぜいけないのでしょうか?

有効期限の切れた点眼薬にはどのような危険があるか?という質問を受けました。いろいろな場合がありそうですね。要点は:
1)昨年の花粉症の点眼、未開封の残り?
2)開封後1月以上?
3)家族が使った残り?
4)処方目的で点眼液はそれぞれ全く違う。

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1)まず、点眼薬には有効期限が各点眼瓶に記載されています。それは通常一年以上先の日付になっています。ですからその期日が迫った点眼薬が薬局や眼科で渡されることはまずないと思います。
 もし期日が迫った点眼薬を使う可能性があるとすれば何本か処方されたアレルギー性結膜炎の点眼薬のうち、開封されていなかったものを翌年使うといった場合が考えられます。 その場合に考えられる変化は、まず保存状態によっては、作用が弱まっている可能性があります。ステロイド薬などでは、最初から懸濁液である場合もありますが、そのほかでは保存中に成分が分離して沈降したりする可能性は少ないですが、その可能性もあるでしょう。
 古くなって毒性を持つという可能性は普通では少ないでしょう。

2)次に、開封してから1月を超えて一本の点眼薬を使うという場合が考えられます。これは危険です。点眼したときに点眼瓶がまつ毛に触れることはしばしばあり、そこから菌が点眼瓶に混入すると最近の培養液を点眼することになります。ですから、残った古い点眼液を捨てないでおいて、次に充血したときに使うといった使い方は明らかに危険です。

3)またこれは許されないことを承知で行うのでしょうが、家族の誰かが処方されて残った抗菌剤などの点眼液を家族のほかの人が付けるということは厳禁です。それは最初に使った人のばい菌やウイルスを後の人の目に入れることになるからです。

4)目薬といいますと、たかが目薬とお思いになる方もおいでですが、それぞれの目的と薬効を持つものですから、眼科医から処方された目薬を家族のほかの方がお使いになるのは大変危険なことであると申し添えておきましょう。

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