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2014年11月16日

6020 「なぜ、この会社の成長は止まらないのか。自己知覚の経営」印象記

無題

本日、「なぜ、この会社の成長は止まらないのか。自己知覚の経営」の著者である杉田圭三先生のお話を伺ってきました。今日の講演は医療機関の相続対策とMS法人の目的及び運営のお話でしたが、後半3分の1はこの本の内容でした。本の帯を見ると「強さに共通するものは何か。」とされています。この本の紹介をしてみましょう。
(注:元の本を読み、http://ns-1.biz/book10.htmの記事を参考にしてまとめております。)☆は当医院での場合です。

「卓越したよい会社」とは、 (1)志が高い(2)倫理的に正しく豊かな企業理念を持っている(3)自社の存在意義を必死になって追求している、と言っています。

「卓越したよい会社」をつくるための経営手法としてこの著者が作った言葉が「自己覚知」。 「自己覚知」とは、自分に気付き、自分を知るということ、つまり、「自(己)覚(知)」すること。少し孫氏の兵法のようです。自覚というのは、「自分自身の置かれている一定の状況を媒介として、そこでの自分の位置・能力・価値・義務・使命などを知ること」です。

1.「自己覚知」した企業の共通項を探る

1)経営哲学を仕組み化して現場に落とし込んでいる
☆当医院に当てはめれば:クレドの設定ができている。唱和するには至らず。

2)能力を誘発させる【場】をつくり機能させている
 スペシャリストをゼネラリストに育て、広い視野と知識を身につけさせ、常にチャレンジ精神を持ち続ける人材へと進化させてゆく。
☆当医院に当てはめれば、月一度のスタッフ会、パート運営会。今後としては研究会か。

3)暗黙知を形式知に変換し、共有し、進化させている
「マニュアル」とリンクした「改善提案制度」が、社員の能力を最大限に発揮させます。
☆当医院に当てはめれば、「マニュュアル」、「服務規定はある」。事務リーダーへの具申はなされているが、今後は「改善提案制度」の設定が必要か。

4)個々人が払った努力を公正・公平に評価している
信賞必罰の人事考課、公正・公平に評価することを受容する好ましい組織風土。
☆当医院ではボーナス査定などで評価を行い、一律は避けようとしている。その間の期間でも、個別に評価はするわけだが、現場に閉塞感は有るかもしれない。

2.「自己覚知」がなぜ経営に必要なのか
京セラの稲盛和夫名誉会長の発現:
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力:::☆この式の中の目的意識を確立することが重要であろう。
 
特に重要なのは「考え方」でマイナス100点からプラス100点まであります。 正しい「考え方」=意識・心を持つか持たないかで、人生・仕事の結果が大きく左右されます。

3.「自己覚知」の経営に至るメカニズム
1)自己覚知」をうながす心について
人間の行動をコントロールするものは、人の心(意識)であり、それぞれの人の意識レベル、「自己覚知」の度合いが行動に比例し、人の能力を最大限に発揮させる。
☆職員には、日々の与えられた仕事を無感動に行わせるような設定をしてはならないという事。

2)「自己覚知」に至るまでのメカニズム
心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。胸の中の思いは見えないけれど、思いやりは誰にでも見える。行動に移せるか移せないかの差は「気持ち」の強さによる。

☆気持ちの強さは「患者への奉仕の」至上性を理解できるか否かに依存するので、多少の遠回りは容認しなくてはなるまい。

4.「自己覚知」するための5つの要素

1)「第1要素」経営哲学を再構築する 「この会社は何のために存在しているのか」
経営者自身が自社の存在理由を鮮明にし、明文化し、経営判断の根本がぶれないようにする必要がある。
☆今のクレドでよかろうが、再検討する。

2)「第2要素」組織を再設計する
組織設計の段階で一人ひとりの役割・権限・責任を明確にし、権限委譲することによって、それぞれの能力を引き出さなければならない。
☆MS法人の設立に伴い、役割分担の再構築が必要であろう。

3)「第3要素」意味ある【場】をつくる
物事が他との関連のなかに価値や重要さを持つことを深く考えさせる【場】をつくること。
☆研究会や症例検討会などを職業的な自覚涵養の場としてリファインしよう。

人は次の3つにやりがい、働きがいを感じている
(1)創造性のある仕事ができる【場】環境がある  
☆職場のグループの中で稟議が出せるように仕組みを考慮しよう

(2) 仕事の結果がフィードバックされる【場】環境がある 
☆患者からのフィードバック、関係会社や職員からのフィードバックの確認と情報の共有を図ろう。他の医師からの返書の共有。謝礼の共有など。

(3)仕事を通じて成長できる【場】環境がある。 
☆検査でも事務系でも、数か月単位での教育目標を提出させようか。

【場】にはハードとソフトがある。
例えば会議の場合、会議室はハードで会、議室で行われる○○会議そのものはソフト。

☆朝会や各勉強会を仕切る担当者を明確にする。ノートをつけさせて、それを上司が確認すると締まるかもしれない。

上記3つの条件を最適に執行する「第4要素」:「最適な執行方法のシステム化」と「第5要素」「好ましい組織風土」を確立し、「要件が執行できるシステム」完成が重要。

注:上の☆は、当医院にこの助言を取り入れようとした際の予想される作業手順です。現在は医院の床面が広くなり、MS法人の動きが始まるところですから、明日からでもどう持ってゆくのかを広く相談してみましょう。
少なくも、当医院内では「昨日以上の明日でなくてはならない」と指導しているつもりですが、その方針がメンバーに浸透納得されているかどうかは不明です。

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