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2014年11月16日

6018 網膜・視神経疾患 ポスター4印象記 第68回日本臨床眼科学会

網膜・視神経疾患です。第68回日本臨床眼科学会ポスターセッション 抄録の散見 その4

30、網膜 視神経疾患
Optic-Atrophy-1--Autosomal-Dominant-(OPA1)-94291

○展示30-2 OPA1異常と遺伝性視神経萎縮 櫻本宏之( 近畿大)
最近、当医院や医科歯科大学神経眼科外来でもレーベル病遺伝子陰性で遺伝性視神経萎縮らしき症例に出会うことが時々あります。視神経萎縮があって、その原因は不詳、そして家族内にそれらしき人物のいた形跡があるというものです。慈恵医科大学、順天堂大学などでも遺伝子解析ができているようです。この報告はOPA1遺伝子に新規変異が検出された常染色体優性視神経萎縮の(3症例2家系)の報告でした。

○展示30-3 乳頭小窩のない黄斑部網膜分離 鳥飼智彦( 愛媛大)
乳頭小窩を伴わない黄斑部網膜分離に対して硝子体切除を行って有効であったという中高年者の症例を2例で報告している。硝子体牽引は無くてもよいが視力は0,5程度まで下がっていて術後には1,0に向上している。小児の症例はまだ報告されてないようだ。

31、網膜剥離
○展示31-5 自然復位したSchwartz症候群 勝本武志( 埼玉医大/松江赤十字病院)
裂孔原生網膜剥離に続発する高眼圧症。視細胞外節が、房水流出路を閉塞させることにより高眼圧を起こすとされる。症例は小児の時に白内障手術を受けた中年の無水晶体患者で、眼圧上昇で硝子体が後方に移動して、担保なーで効果で裂孔が閉塞した稀な症例としている。

32、CSC(中心性漿液性脈絡網膜症)
○展示32-3 近視眼の中心性漿液性脈絡網膜 林 殿宣( 女子医大)
中心性漿液性脈絡網膜では正視眼が多く、脈絡膜が厚い症例ほど再発しやすい。今回は近視症例の検討です。近視CSC症例中心窩下脈絡膜厚306ミクロン、僚眼257ミクロン。近視を有するCSC症例では脈絡膜が薄く再発が少ない。これは、女子医大から当医院にも手伝いに来てくれたことのある先生です。相変わらず勉強されているようで大慶至極。

33、網膜 画像診断
○展示33-2 頚動脈硬化と眼循環 村松理奈( 東邦大・佐倉)
頸動脈プラーク、内膜中膜複合体厚は心・脳血管イベントの重要な予測因子である。レーザースペックル・フローグラフィーで頸動脈硬化を判定できるかを考察して、それが可能であるという可能性を述べている。

35、網膜疾患 その他1
○展示35-4 先天性網膜分離周辺分離の光凝固 中野雄一郎( 大阪市大)
1991年に29歳の時に網膜分離症の伸展防止のために光凝固がなされていて、その観察結果の報告です。結論は:網膜分離での嚢種様間隙が見られる網膜内顆粒層まで光凝固瘢痕が形成されない場合、周辺網膜分離が凝固瘢痕を超えて周囲へ拡大する可能性が考えられた、とのことです。
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