お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2014年11月11日

6006:色覚異常といわれたら、というパンフレットが届きました。

色覚異常といわれたら

1、きちんと診断を受けましょう
緑の光に主に反応する「M(緑)-錐体」(この異常が2型色覚)、赤の光に主に反応する「L(赤)-錐体」(この異常が1型色覚)、青の光に主に反応する「S-錐体」。小学校入学時に色覚検査を勧める。
2型色覚:緑錐体の機能不全。日本人男性の4%弱。黄緑と橙、青と紫などを混同。
1型色覚:赤錐体の機能不全。日本人男性の1%強。上記のほかピンクと水色を混同。
スクリーニングには「石原式色覚検査表」。次にタイプを各種の色覚検査表やパネルD-15で。程度分類にパネルD-15。

2、見え方はどんな感じなの?
色覚異常の人は青緑色あたり以外の色の違いを見逃す。

3、お子さんに教えてあげたいこと色を間違えた経験で間違いは減る。1型色覚では赤が薄暗く見える。

4、進学、就職の心配
近年では特殊な大学や専門学校を除き、制限がなくなった。就職する時にはできるだけ具体的に仕事の内容を調べておくことが大切。1型色覚では危険信号の「赤」が見にくい。

5、色覚異常は遺伝なの?
色覚異常の遺伝子はX染色体に存在する。男性はX染色体を一本しか持たぬので、これがいじょなX’なら色覚異常者。女性は一本がX’の時遺伝的保因者。日本人なら男性の20人に一人、女性では500人に一人の色覚異常者。色覚異常の保因者は女性の10人に一人。父親が色覚異常だった場合女児は保因者。色覚異常は母を中継して表に出てくる。

6、社会とのかかわり
プライバシー保護の観点が必要。色覚検査が悪いわけではない。色のバリアフリーに配慮した色使い。色覚障害者がいることを前提とした環境が大切。

7、カラーユニバーサルデザイン
色覚異常の人に対するバリアフリー化は遅れている。青と黄色、明るさや鮮やかさの差、無彩色の縁取りなどが有効。

よくある質問Q&A
Q:2型色覚と1型色覚の違いはなんですか?
A:1型色覚では赤を暗く感じる。

Q:色覚異常の人は照明によって色が変わって見えるというのは本当ですか?
A:色覚異常の人は照明の色によって、時に近くする色が大きく変化する。

Q:2型色覚は「緑」、1型色覚は「赤」弱いはずなのにどうして同じような色間違いをするのですか?
A:2型錐体は緑の錐体に、1型錐体は赤の錐体に機能不全があるが、どちらの錐体からの出力が低下しても「赤」対「緑」の退避信号は減弱する。そのため同じような色間違いを起こす。

Q:色覚異常の保因者は女性だけですか?
A:色覚正常な日本人男性の60%は複数個の緑遺伝子を持つが、2番目以降はその性質が現れていない。組み換えが起こると稀に女児の保因者ができることがある。

「見分けにくい色の組み合わせ例」
赤ー緑、黄緑ー橙、茶ー緑、緑ー灰/黒、青ー紫、ピンクー白/灰色、水色ーピンク、赤ー黒

清澤のコメント:
色覚異常といわれたら(日本眼科医会の目と健康 50)という小さな冊子が送られてきました。その概要を書き抜いてみました。詳しくは元のパンフレットに戻ってみてください。
このパンフレットの執筆は色覚の専門家の安間哲史先生(愛知県眼科医会会長)とのことです。

Categorised in: 未分類