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2014年10月24日

5947 ドライアイは涙だけの病気ではない

無題
ドライアイは涙だけの病気ではない:本日昼休みに院内勉強会でドライアイとムコスタの話を伺いました。以下が清澤の聞き書きメモです。
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 ドライアイでは年齢性別を問わず患者さんは苦しんでいる。
涙が減っている人は20%に過ぎず、涙液安定性の悪い人が80%です。
ドライアイの症状は、不快感と見えにくさがある、
不快感には、ごろごろする、乾く、痛い、疲れるなど。
見えにくさには、かすむ、まぶしい、見えにくいが含まれる。

ドライアイ症状の主原因は:1)摩擦亢進と、2)涙液層の安定性低下です。
摩擦が関連する疾患:上輪部角結膜炎、リッドワイパー症候群、糸状角膜炎、結膜弛緩、アレルギー性結膜炎、マイボーム腺機能低下などがある。

ムコスタの特徴は異物感や痛みを改善する。

ドライアイに関する調査では、乾燥感(80%)よりもむしろ異物感とごろごろ感(87%)を訴ええる患者が多い。
その治療に対する満足度は低く、46%しか満足していない。
実際に処方変更を求めた患者は15%しかいないが、その変更理由は症状が改善しないなどだった。

しかし、処方を変更しなかった患者さんでの目薬に対する不満は85%が持っていて、
それには症状の改善不良(26%)、点眼回数が多い(12%)、価格が高い(12%)などがあった。

ムコスタに対する患者の印象は65%が改善または著名改善を答えた。
不満には、頭が痛い、苦い、見えずらいなどがあった。

ムコスタ開発の経緯:有名な胃薬ムコスタ錠(キノリノン骨格を持つ)があった。胃と眼粘膜の共通性から点眼にしたとのこと。

ムコスタ点がねきの視機能への影響は海道美奈子(慶応大)などからの発表がある。
それによれば、ムコスタ点眼後の実用視力は低下しない。
但し、VASスコアは一時的な低下を示す。

点眼時の留意点:点眼後一時的に1分程度かすむことがあります。使いきり目薬です。

点眼は1日4回ですが、生活環境に合わせて使いましょう。
慢性疾患なので継続が大切(最低2週間はお使いください。)。

ネットのデコボコアイ.JPに情報がありますとのこと。

清澤のコメント:大変勉強になりました。使い始めるまでの説得はやはり容易ではありませんが、2週間使わせられればよく効くという印象を私も持っていました。また、症状改善でいったん止めてから再悪化し、再度処方開始例もあるなど参考になりました。

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