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2014年10月9日

5896 矯正視力1,0をめざせる、糖尿病黄班浮腫の治療 村田敏規先生を聞きました

第3回信濃町Ophthalmic Conference(緑内障・網膜勉強会)を聞いてきました。

講演開始前に少し早く会場に着いたのですが、駐車場から月食を雲間に見ることができました。

講演Ⅰ
1)当院における外来システム案内 小沢洋子 先生(慶応大)
 紹介状を用意して、受診いただくシステムになっているそうです。紹介元のクリニックで電話、ファクス、ネットでも予約できますからご予約くださいとのことでした。

2)大学病院での緑内障治療の現状 芝大介 先生(慶応大)

 各種の点眼剤と配合薬の組み合わせの詳しくかつ分かりやすい解説を聞かせてくださいました。主要プレーヤーは4つでPG,βブロッカー、CAI、α2です。(このほかに最近はα1遮断薬とイオンチャネル関連薬があります。)

単剤ならPGから、中にはその他を先に使う選択になる疾患があります。

配合剤はにはPGとβブロッカーを合わせたザラカム、デュオトラバ、(タプコム)がある。それぞれを重ねて使うよりもβブロッカーの点眼回数が少なくなるから、1プラス1の合剤の効果が2よりも弱い傾向がある。しかし、それが選ばれるのはコンプライアンスなどを重視するからである。コソプトもドルゾラミド(CAI)の回数が3から2に減っている。

アゾルガはピークでもトラフでもチモプトールとブリンザミド(エイゾプト、2回用のCAI)を単独で重ねるよりも眼圧下降作用が強い。(統計では非劣性しか示してはいない。)欠点は4%程度に出る味覚異常。

タプコムはタフロプロストと持続性チモロールの合剤。これも1プラス1=2としてよい。

PGプラスβに何を足すかとすれば、3剤併用が3種考えられる。(?)
キサラタン(PG)プラスアイファガンないしβからならば2つの可能性がある。(?)
PGに併用でよいのはCAIだろう。

ロックインヒビターも近日発売されます。

清澤のコメント;メモを書きだそうとすると、わたくしのメモの後半部分は怪しかったです。最近は薬剤も増え、デザインを考えるのにも、またそれを理解しようとするのにも苦労します。これからもこのあたりの話を聞く機会は多いでしょう。またの機会も待ちましょう。
薬剤名を一般名で話すのは良いのですが、そればかりを考えていない私なぞには、時に付いて行きにくくなります。

講演Ⅱ
矯正視力1,0をめざせる、糖尿病黄班浮腫の治療 村田敏規 先生

 黄斑浮腫に抗VEGF硝子体注射をすると、いったん視力は良くなるが、VEGFの産生を止める算段をしないと年に何回も打ち続けることになる。患者の経済負担も大きく、その治療を続けることには困難が伴う。一方、抗VEGF投与を3年も続けられれば、その間に黄班浮腫が落ち着いてくる症例も見られる。網膜静脈分枝閉塞症や糖尿病黄班浮腫では、まずルセンティスなどで黄班部の浮腫を抑えておき、1週間程度後で、アーケード内の無冠流領域やマイクロアノイリスムを光凝固する。それには小さなスポット(50ミクロン)で0,02秒、50-300ミリワット程度の光凝固でマイクロアノイリスムもつぶすとよい視力が得られる。

清澤のコメント;とても良い方法であると思いました。これは、清澤の聞き取った内容メモですから、実際に試みる際には条件等再度ご確認ください。

どうでもよいことですけれど、地元出身者のこだわりとしては、御嶽山は地図で見ると長野県が岐阜県に飛び出している部分で、岐阜県と長野県の県境ですから、長野県の領域中にあるわけではありません。

 信濃川は新潟県(越後)に入ったところで千曲川が信濃川と名前を変えると了解しています。ですから長野県(信濃の国)内に信濃川は流れてはいません。今回の会の主催校の慶応大学のある信濃町に掛けた話題でした。

 ちなみに、信濃町の地名の由来は、当地に江戸時代の幕臣・永井尚政(信濃守)の屋敷があったことによっているそうで、西側に隣接する新宿御苑が信州高遠の内藤家の屋敷地だったことには関係ないようです。
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