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2014年10月3日

5871:カラコンブームで若者の目が危ない:東洋経済オンラインの記事紹介

空前のカラコンブームで若者の目が危ない:東洋経済オンラインの記事紹介です
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このところカラーコンタクトがらみのマスコミ記事が多いのですが、「整形メイク」の必須アイテムに潜むワナ(2014年09月26日)を島 大輔記者(東洋経済 編集局記者)が報じています。http://toyokeizai.net/articles/-/48872

清澤のコメント:
コンタクトレンズ業界でも数少ない成長分野がカラーコンタクトレンズなのだそうです。

コンタクトレンズでの角膜障害事故が疑われる患者さんが来ると、以前に東京都眼科医会が調査に使った質問表を用意しておき、患者さんの使っている銘柄?、一日当たりの使用時間?、使用期限(一日、2週間など)を守っているか?、レンズの滅菌がなされて居るか?などを視能訓練士に聞きださせ、問題点と注意点もまとめてから医師の前に戻してもらいます。

使用期限を守ってない人、装用時間が12時間を超えて長い人が居り、購入時の定期検査を受けてない患者さんも多く見られます。ことに当医院で処方していない患者さんでのカラーコンタクトレンズ絡みの事故は多いです。その際、従来コンタクトレンズを使ってきた患者さんに対して、コンタクトレンズの装用そのものを断念するように勧告しなくてはならないケースもあります。

ネットの掲示板を見ますと、「眼科医としてのポジショントークではなくて、エビデンスに基づいた警告をしてほしい」という意見も見られています。ごもっともなお叱りですが、果たしてその手の情報はどこまで出ていることやら。

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(写真は医院におかれた下記2メーカー製品を紹介する展示物です)

現在、新砂コンタクトレンズ(販売所)で扱っているカラーコンタクトレンズ(サークルレンズ)には次の2社の製品があります。そのどちらもが安全な製品であるとされています。

①ジョンソンエンドジョンソンのデファインシリーズ(3色あり、3種の異なる仕様もあります

1)「ワンデー アキュビュー ディファイン モイスト」、
2)「ワンデー アキュビュー ディファイン」
3)「2ウィーク アキュビュー ディファイン」と、

②日本アルコン(旧社名千葉ビジョン)の

1)「フレッシュルック® デイリーズ® イルミネート™(FreshLook Dailies Illuminate)黒い瞳をより大きく見せる「リングタイプ」のワンデー(1day)カラーコンタクト。

2)「フレッシュルック® デイリーズ®(Freshlook Dailies デイリーズ)」は、輪郭を自然に強調できる「カラータイプ」のワンデー(1day)カラーコンタクト

寡聞にして:清澤は記事に出ている眼科啓発会議という団体名を初めて聞きました。

眼科啓発会議とは?:日本眼科学会と日本眼科医会を中心に、日本眼科医療機器協会、日本眼内レンズ協会、日本コンタクレンズ協会、眼科用材各社が共同して立ち上げた団体。活動は、雑誌やウェブ媒体(http://www.ganka-kaigi.org/)を用いた啓発活動、記者発表会を通じた情報提供、「value-based medicine(VBM)」をツールとして眼科医療の社会貢献度を評価する研究の実施などが、主な活動内容となっている。(日本眼科学会HPから):という事です

ーー上記記事の引用開始ーーー
 空前のカラコンブームで若者の目が危ない 「整形メイク」の必須アイテムに潜むワナ

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目を大きく見せるために、カラコンは欠かせないアイテムとなっている(写真:BSIP agency/アフロ)

◎まるで整形手術を施したかのように、化粧後の顔を美しく見せる「整形メイク」。若い女性を中心にブームとなっており、関連書籍の出版も後を絶たない。数あるメイク技術の中でもポイントとなるのが、目をいかに大きくきれいに見せるか。そのためのマストアイテムが、カラーコンタクトレンズ(カラコン)だ。

明るい色に染めた髪に、青や茶色、グレーなど色とりどりのカラコンを装着した目。インターネット上では、若者に人気の女性タレントを起用した華やかなカラコンの広告が目に止まる。

◎市場全体は縮小傾向

2013年度の国内コンタクトレンズ市場は、前年比3.7%減となる1985億円だった(民間調査会社GFK調べ、店頭小売りベース)。1日使い捨てタイプの増加によって平均単価が下落したことで、金額ベースでは小幅ながら減少傾向にある。

そうした中で、カラコンは中高生など若年層を中心に利用者の割合が増加している。日本眼科医会が高校生を対象に行った調査によると、2009年に0.4%だったカラコンの使用率は2012年には3.3%まで拡大している。

2009年11月から製造販売において厚生労働大臣が指定する「高度管理医療機器」としての承認が必要になったカラコン。国民生活センターによると、2009年に10品目以下だった承認品は、2013年には300品目程度に増加している。

しかし、カラコンをファッション感覚で使用する若年層が増えるとともに、適切に使用しないことによる眼障害の危険性も高まっている――。日本眼科学会と日本眼科医会が主催する日本眼科啓発会議は、こう警鐘を鳴らす。

眼障害を生じやすいのは、酸素の透過性が比較的低いカラコンの不適切な使用だ。装用時間、サイズともに、医師の処方なしにカラコンを使用することには危険が伴うが、一般ユーザーの中には意識が低い人も少なくない。

◎どのような問題が起きるのか

カラコンによる眼障害に詳しいウエダ眼科理事長の植田喜一医師によると、コンタクトレンズがどれだけ酸素を通すかを示す「透過率」で、起床から就寝まで終日装用する場合に必要な数値は約24。しかし、安価なカラコンの中には透過率の低いHEMA素材を使用しているものもある。販売承認されたカラコンであっても、透過率が10程度と長時間の装用には向いていない製品もあるという。

さらに、「含水性が高く目にフィットしやすいソフトレンズの増加で、コンタクトレンズはフリーサイズだという誤解が増えている。しかし、カラコンには含水性が低いものもあり、処方なしに購入するとサイズが合わず、角膜に酸素が足りなくなることで、角膜浮腫などの眼障害につながりかねない」(近畿大学医学部の月山純子医師)。

あるコンタクトレンズメーカーの関係者は、「ここ最近カラコンの人気が高まっているが、適切な管理がないと人体に重大な影響を与える可能性のある高度管理医療機器だと知らないユーザーも多い。店舗では医師による処方箋が必要である旨を掲示物や対面の説明などで啓蒙しているが、インターネット販売などではそれが不十分なケースもあるのではないか」と語る。

また、インターネット上で販売されているカラコンの中には、海外製品の個人輸入代行という形で国内の販売承認を得ていない製品もあるという。「すべてのカラコンが悪いわけではないが、眼障害を防ぐためには眼科医による処方と定期的な検査、正しい使用法が必須」と、日本眼科啓発会議は呼びかけている。
ーー引用終了ーーー

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