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2014年10月2日

5870:眼鏡師(眼鏡技師)山口さんの眼鏡講義 その4 乱視処方のトレビアです

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山口さんの眼鏡講義 その4 乱視処方のトレビアです

これは、お昼休みの前後の時間帯で当医院の視能訓練士向けに行われている講義のハンドアウトから清澤が抜粋したメモです。先月一度くらい木曜日の昼休みの前後に立ち席で行われています。今週はすでに、この次の回(第5回)の講義が視能訓練士を集めて行われていました。今までの講義内容を本日はこの記事の末尾に収載しました。

さて本日記事にしたのは、「眼鏡師山口さんの眼鏡講義 その4 乱視処方のトレビア」です

この内容には眼科医が読んでも相当にむつかしい内容が含まれています。
ORTまたは眼鏡関連の業種の方以外には何のことかお分かりにはならないと思いますが、清澤眼科医院の院内では毎週木曜の昼休みに高田眼鏡店の山口さんが当医院の視能訓練士を相手にこのような実践的な講義をしてもらっていることの紹介であるとご理解ください。
もし、内容にご質問のある方がおいででしたら、コメント欄を使ってお問い合わせください。山口さんに頼んで、このブログ上でお答え願いましょう。

ーーここからですーー
◎近視や遠視にも言えるが、特に乱視処方に関しては複雑な要素が絡むので安易な処方をすると失敗する可能性が高い。論理的な考えで、洞察力を持つ必要がある。

◎直乱視と倒乱視の性質:

1、直乱視とはマイナス軸で軸が180度のもの

○主因:角膜の直乱視化。水晶体は0,50-0,75Dの倒乱視を持つから角膜乱視データよりそれだけ少ない。

○経過;若い時に発生増加、25歳で安定、40歳代後半で減少。加齢により5年で0,5Dほど倒乱視化する。

○年齢分布:直乱視は若年者に多く、老年者には少ない。

◎生理的影響
1) 視力へ;ボケは上下方向。矯正不足で目を細める。
2) 疲れの影響:少ない、角膜は自然状態でも直乱視傾向。

○装用感:プラスでは正方形が横に広がり、マイナスでは縦方向が縮小す。円柱レンズを強めると「世の中がつぶれる。」弱めても違和感・疲労感は少ない

2、倒乱視
○主因:加齢で倒乱視化。上記理由で角膜乱視より強い。
○経過:40歳後半から増加
○年齢分布:老年者に多い

○生理的影響:
1)目を細めてもあまり矯正効果はない。
2)疲れの原因になる
◎装用感
プラスで正方形が縦方向に拡大、マイナスでは横方向が縮小
「世の中すべてが縦長に伸びて見える。」
◎倒乱視の処方:弱めないほうがよい

3、斜乱視とは
乱視の軸が90度、180度意外の乱視軸を持つもの。

斜乱視の特性
A:45度と135度を中心とし±20度まで
B:ずれの少ないものは直乱視、倒乱視に準ず
C:軸の対称性、160度と20度など
D:斜めに伸びるから左右のゆがみ方向が異なる。「空間識」の狂い。水平な床が上り坂、下り坂に見える。

◎斜乱視を処方する
A:初めての斜乱視は少量でも違和感を訴えやすい。
違和感を訴えたら軸はそのままで円柱度数を下げる。その繰り返し。円柱度数に合わせて球面度数を変える。
B:すでに斜乱視処方済みの場合。
イ:乱視度が増した場合;
1) 完全矯正で違和感なし。そのまま処方。
2) 違和感あり:円柱度数の低減。
3) 軸は変えない
4) 視力を球面等価で補う
ロ:軸が変わった:初回同様に扱う
ハ:斜乱視で乱視度に差:乱視度の強い方を減じ左右差を減らす、など。その場合は球面補正を足す。

清澤のコメント:院内で眼鏡技師が不在でもまずは単焦点眼鏡までは処方できるように講義をお願いしています。遠近両用など眼鏡処方には個別の商品知識も必要なので、なかなかむつかしい場合もあります。その1から3は下記の通りです。(これは山口さんが作ったハンドアウトから清澤が抜き書きして作ったメモです。間違いがあれば清澤の読み間違いである公算が大です。)

5547:眼鏡師山口さんの眼鏡講座 1、眼鏡の収差:コンタクトレンズ常用者がメガネ装用で感ずるゆがみとは(2014年06月15日)

5630 眼鏡技師山口さんのメガネ講座 2 近視(2014年07月12日)

5668 眼鏡技師 山口さんの眼鏡講座 3 遠視2014年.7月.31日

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