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2014年10月2日

5869:NHK「あさイチ」で、近年増加する高齢者の暴力の実態と原因・対策について特集

NHK「あさイチ」で、近年増加する高齢者の暴力の実態と原因・対策について特集したそうです。

清澤ンコメント:
これって最近あると思うのです。私は同年代になってみて、言葉だけのことも多いのですが高齢者の暴力は「おじさんの疎外感」が主な原因だと思っています。大会社の部長、課長で来て、退職したらただの「xxさん」。今まで、「自分はたてられて来たし、尊敬もされていた。それが退職して一夜明けたらどうだ?まったく年長者に対する尊敬というものがないじゃないか?鼻で笑うな。こちらには少なくともこの件では文句を言う正当な根拠があるんだぞ。(と、信じ込んでいる。)」さみしさや疎外感が怒りに転化し、最悪の場合には暴力にもいたるのだと思います。

 付き添いの家族がその場にいて、「お父さん、恥ずかしいからやめてよ。」という表情を示していることもしばしばみられます。病院で喧嘩したら、その時には外来担当者に謝らせることはできるかもしれません。でも、以後はその病院の職員は用心して距離を置いた対応しかしなくなりますから、通院を続けても、親身に扱われることは極めて困難になるでしょう。そして、実はそれが認知症の初期であるという事も少なくはないのでしょう。

今の病院や医院の現場では、個別の患者さんの「わがまま」を優しく抱擁的に聞いている余裕はとてもありません。担当の職員だって、そんな人と対決させたら「今日で辞める!」というかもしれません。病院の管理者にとっては、従業員こそが、もっとも失いたくないかけがえのない財産なのです。

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1日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、検挙者が増加している高齢者の暴力について取り上げ、その原因と対処法について解説した。

番組では「どうすれば防げる?急増する”高齢者の暴力”」と題し、暴力や傷害などで高齢犯罪者の検挙数の増加が深刻な問題となっている背景には、不安や孤独、疎外感があると紹介。

実際に高齢者による暴力にあったという主任看護師の田中(仮名)さんによると、検査のために入院した60代の男性が入院に必要なパジャマを持っておらず、その場にいた若い看護師に「病院が用意してくれと詰め寄った」のだという。

看護師が「入院用のパンフレットに書いてあったと思うんですが」と言ったところ、男性が「ふざけるな、何だその口の利き方は!お前じゃダメだ上の者を呼んで来い」と激昂。

田中さんが急いで男性の病室に駆けつけ男性の怒りを静めようと謝罪したが「お前のせいだ」「俺がどんな思いをしてると思ってんだ」と怒りがおさまらず、男性は田中さんに暴力を振るったのだという。

病院スタッフの通報で警察が駆けつけ事態はおさまり、後日話し合いによって田中さんと男性は和解。

その後、田中さんがインターネットで見つけた写真で、その男性がある企業の会長であったことを知ったのだという。穏やかな笑顔でホームページに載っていたが、なんでこんなことになってしまったのだろうと田中さんは語った。

こうした院内トラブルを防ぐために警察OBなどによる「院内交番」を設ける大学病院もあり、トラブルは深刻化しているようだ。

院内暴力を調査している筑波大学 医学医療系 准教授の三木明子氏によると、多くの暴力の共通点が「自分の特権意識」なのだという。それは「”自分がいちばん大事”を全面に出してくる人」や「自分には特別にしてほしい」という人で、「診療の順番を早くして欲しい」「最高の治療結果が欲しい」という要求を暴力で通そうとすると語った。

こうした特権意識に関連した高齢者の暴力の事例として「スーパーのレジでいつもおしぼりを入れてもらっていたが、それを知らない店員が対応しておしぼりを入れなかったことに激昂」「列車が事故で遅れたことに駅員を罵倒し続けた」というケースを紹介。

駅員を罵倒した男性の家族はその場にいて恥ずかしかったというより怖かったのだという。さらに、寄せられたメールでは、具合が悪くて優先席に座って休んでいたところ、見ず知らずの老人に頭を叩かれ「ここは老人席だ」と怒鳴られその老人が席に座ったという事例も紹介した。

続いて、高齢者の暴力は特権意識だけではなく疎外感でも起こるということも取り上げた。

大学教授時代はトラブルを起こしたことがなかったという白石さん。ところが定年後、自治会や若者とトラブルを起こすようになったのだという。

現役時代は「大学の先生」「白石先生」といわれていたのが、定年後は普通のおじさんになってしまったことに葛藤しているのだという。そうした背景から「世の中からひとつも要求されてない」と疎外感がいちばん辛いと語る白石さん。自分で何かできることはないかと模索することに焦りを感じているのだという。

こうした疎外感や不安感は「家族との関わり」や「世間体」といったものが希薄となるため、攻撃的な衝動を抑制できなくなると解説した。

また、高齢者の暴力の事例として認知症についても解説した。

物忘れなどの症状がみられなかったため認知症とは気付かないケースがあると紹介。認知症に付随する「幻視」という症状の男性は、幻視による体験を周りの人間が理解してくれず、それが原因で家族に暴力を振るっていたのだという。

認知症には幻視のほかに妄想、興奮といった症状があり、これらは暴力につながるものがあるがそれぞれにあった薬の投与をすることで治療できるのだという。取材した例では投薬2か月で暴力が収まったと報告。認知症に付随する暴力につながる症状は治せるんだということを知ることが重要と医師は言う。

また、番組では高齢者夫婦の家庭内暴力についても取り上げた。認知症専門医の大野篤志氏によると、世間体を気にするが故に家庭内暴力を隠そうとするため、こうした認知症による暴力の早期発見・早期治療が難しい。悲惨な事件になる前に、医者に相談して治療することが大事であると語った。
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