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2014年10月1日

5866 外国為替担当者らの考える円安圧力をかけている3要因

円を売る三つの理由―投資家の説明 By KOSAKU NARIOKA(要点)

円は8月半ばから米ドルに対して急落している。1日の東京市場でも続落し、2008年8月25日以来およそ6年1カ月ぶりに1ドル=110円台をつけた。
BN-EU404_JYEN10_G_20140930232915インフレ調整後の国債利回りは、日本が米国やドイツを下回る【赤:日本、青:米国、緑:ドイツ】
外国為替担当者らは、3つ、円安圧力をかけている要因があると考える。

1)米連邦準備制度理事会(FRB)が間もなく利上げを始めるとの観測
2)日本の実質金利がマイナスであることと、
3)資本流出に関連した要因。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、これらの要因が円安をもたらしている理由について運用担当者に説明を求めた。

<FRBの利上げ>
米経済の回復が軌道に乗り、FRBが利上げを始めるとの観測だ。FRBは10月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で債券買い入れ措置を終える見通し。投資家は日米の金利差は拡大するばかりだと考えている。

<実質マイナス金利>
日本国債の名目利回りからインフレ期待を差し引いて求められる実質金利は、大幅なマイナス水準に沈んだ。実質ベースで利回りの低い円建て資産は、他の主要通貨建て資産よりも値下がりするとの見通し。

<海外に移動する日本の個人と企業の資金>
個人や企業は世界経済の先行きを一段と楽観し、海外の方が投資妙味があると考え、資産の一部を移している。日本企業による国外でのM&A(合併・買収)は年初来総額420億ドルで、昨年同期の320億ドルを大幅に上回っている。

マクロ・カレンシー・グループでは、今年のドル相場は98円〜108円と予想していた。ドルがすでにこの値幅の上限を超えたので、ファリントン氏はいまのところ積極的な円売りはしていないが、日本からの投資資金流出は今後も続き、円相場を圧迫すると考えている。

原文(英語):Investors Speak: Three Reasons to Sell Yen
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/10/01/investors-speak-three-reasons-to-sell-yen/

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