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2014年9月28日

5856 ハンフリー視野測定は眼圧を上げはしないのですね。

5856 ハンフリー視野測定は眼圧を上げはしないのですね。
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視野測定後の眼圧:だそうです。

Japanese Journal of Ophthalmologyの案内メールが届いたので2014年9月号,Volume 58,pp 429-434に出ていた抄録を斜め読みしてみました。岐阜大学の研究です。
Intraocular pressure alterations after visual field testing

Akira Sawada, Hiroki Yamada, Yoshikazu Yamamoto, Tetsuya Yamamoto

以下が抄録の翻訳です。

目的:開放隅角緑内障(OAG)の目の視野(VF)測定後に眼圧(IOP)が著しく変化するかどうかを判断すること。

方法:手術を受けていない106人のOAG患者の前向き臨床試験。IOPは非接触眼圧計で、屈折は自動屈折計で測定した。最初の目(右)および第2の目(左眼)を視野測定前と直後に測定した。

結果:屈折値の球面等価は、右-4.13±3.61ジオプトリー(D)、左-4.05±3.63Dであった。
平均視野試験時間は7.5±1.4分(右)でした。
平均基線眼圧は、右12.8±2.9mmHg、左12.6±2.8mmHgであった。
右眼視野測定後に平均眼圧は、12.3±2.6mmHg(P = 0.001)と有意に減少した。しかし、左目眼圧は(12.5±2.6mmHg)は有意に変化はしませんでした(P = 0.190)。
左眼視野測定のあと、右眼圧は12.2±2.6mmHg(P = 0.252)。また、左眼圧は12.4±2.7mmHg(P = 0.487)であった。
ハンフリー視野測定後の2mmHgの上昇は、右眼の2.8%と左眼の0.9%で見られた。
屈折障害は、視野測定後もの変化しなかった。

多変量解析では、視野測定後の基線からの眼圧低下と統計的に優位な相関性が見られたのは、規定眼圧IOP(P = 0.000)と角膜の中央の厚さ(P = 0.034)だった。

結論
開放隅角緑内障のある大くの目では、視野測定は眼圧の上昇には結びつかない。ハンフリー視野測定後の眼圧低下は基線眼圧および角膜中央での角膜の厚さと関連している。

清澤のコメント:ハンフリー視野測定で眼圧は優位に上昇するか?なんて問題が専門医試験にでたりして。そんなことはないでしょうけれど、目の付け所は良いですね。

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